事業、国内におけるショッピングセンターをはじめとする商業施設運営事業等を積極的に展開している。
トライステージは、ダイレクトマーケティング事業を実施しているクライアントに対し、テレビ通販番組等の媒体選定や番組制作、コールセンター斡旋、顧客管理に至るまでワンストップで最適なソリューションを提供している。中期経営計画では、既存のテレビ通販支援事業を中心としたオーガニックグロースに加え、投資枠100億円を設定し、WEBや海外分野を中心としたM&A戦略を柱に、積極的な事業拡大を目指している。特に海外においては、テレビ通販支援のみならず、リテールへの進出を展望した更なる事業拡大を推進している。
このたび、トライステージと双日は、資本業務提携を行うことにより、以下実現を目指し、相互に連携したとしている。
1. 双日が有する総合商社ネットワークや海外事業展開ノウハウ、並びに、トライステージの海外既存および新規投資事業を相互活用することにより、トライステージおよび双日の海外事業を発展させること
2. 双日が有する商業施設運営ノウハウ、および、トライステージが有するリアル店舗展開ノウハウを相互活用することにより、トライステージまたはその子会社が展開するリアル店舗の新規出店加速、持続的成長
をさせること
3. トライステージが有するテレビショッピング事業、E コマース事業、リアル店舗等の販売網、および、双日が有する国内外の情報・ネットワークを連携させたオムニチャネル(※)事業を推進すること
今後の事業展開において、たとえば双日が取り扱う食品や各種消費財等を国内のテレビ通販枠で販売する他、インドネシアやタイで放送されるテレビ通販枠でも販売することが可能になります。ASEAN での日本商品に
対する信頼度は高く、吟味された商品群は、有力な供給ルートに乗せることで大きな反響を呼ぶ可能性が期待できる。
また将来的には、付加価値の高い IT 機能も提供しながら、実店舗・仮想空間店舗を融合したオムニチャネル化を図ることで、複合的に売り場を提供・運営する「リテールプラットフォーム事業」への発展を目指す。
トライステージと双日は、ASEAN での共同事業の推進を通じて両社の企業価値向上をはかりながら、成長を続ける同地域の消費市場を取り込み、ASEAN の消費者の生活の豊かさの実現に向けて貢献していくとしている。
※ オムニチャネル:実店舗とテレビ、インターネット上の店舗とを連携・融合させた、新たな商品販売の形態。
■資本提携の概要
両社における業務提携の実効性を高めることおよび中長期的なパートナーシップの構築を目的として、トライステージが保有する普通株式 1,445,600 株(本件自己株式処分後の発行済株式総数に対する所有割合 18.96%)
を自己株式処分により双日が取得することに合意した。