現在、多くのECサイトでは商品の閲覧・購入履歴をもとに消費者それぞれの嗜好を分析し、一人ひとりの消費者ごとに興味のありそうな商品をおすすめする多様な「レコメンデーション(おすすめ)」システムが利用されている。一方、小売市場の大部分を占める実店舗における購買についてはオンライン上のようなデータ解析・最適化技術の適用は十分に進んでいないという現状がある。
サイジニアは、個人の嗜好にあわせてパーソナライズされたレコメンデーション情報をプリンターから出力する技術に関し特許を保有している。アパレルをはじめとした専門店や商品点数が多いチェーンストアなどでの利用を想定し、『デクワス.POS』を開発、POSシステムでグローバルシェアNo.1の東芝テックと提携を行った。
【システム概要】
1. 店頭で購入した商品情報をPOSシステムを通じて認識
2. 商品にひもづく過去の購入履歴を反映したおすすめ商品がその場で自動的に生成
3. 商品の梱包、会計を待つ間にチラシ/カタログとしてプリント
4. 後日ECサイトから購入した場合には成果を計測可能
これにより、店舗スタッフの技量や経験だけに頼ることなく、実店舗でもリピート率の向上、クロスセルやアップセル、更にECサイトへの誘導等も可能。
サイジニアと東芝テックは、本日から、上質のエレガンスと最上の履き心地のシューズやバッグを販売する『銀座かねまつ』の銀座4丁目店において、このシステムの実証実験を開始する。
オンラインとオフラインを問わず異なるチャネルにおいても最高のユーザー体験を提供するO2Oやオムニチャネル戦略が注目されている。サイジニアは、今後もあらゆるデータから情報を紡ぎ出し、あらゆる領域でわくわくする発見を届けるサービスを提供していくとしている。