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ロボットベンチャーのオリィ研究所、2.3億円の資金調達実施

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オリィ研究所は、「会いたい人に会いに行ける、行きたいところに行ける」をコンセプトに、遠隔操作で自由自在に動かせる世界初の小型分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を開発しているロボットベンチャー。
このたび、Beyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合、リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合などから合計2億2977万円の資金調達を行った。
調達した資金は今年夏に計画されている新バージョンリリースに向けた量産費用や人材採用、開発費に充てる。

「OriHime」とは、インターネット経由で、手・首の向きを直感的に自由に動かせ、視覚・聴覚を有し、音声を発して相手と会話ができる、利用者の分身となるロボット。
具体的には、入院中で学校に通えない児童が、学校の自分の席にOriHimeを置いて授業に参加する、といった用途に活用されている。OriHimeをiPadのアプリで遠隔操作し、首の向きを変えて黒板や教室の様子を見渡したり、手を自由に動かしてジェスチャーを交えながら先生や友達と会話したりすることで、入院している児童にとっても、周囲の人にとっても、あたかも実際にその児童が教室にいるのと同じように感じることができる。
その他にも、在宅勤務やALSの方のコミュニケーション補助、遠隔結婚式参加などで既に多数の利用実績がある。

オリィ研究所は今回の資金調達により、今年2016年夏にリリース予定の新バージョンの量産費用、営業人材の採用、及び将来に向けた研究開発を加速させるための体制強化を図る。

研究開発型ベンチャーへのシード・アーリーステージの投資領域において業界を牽引するBeyond Next Ventures株式会社およびリアルテックファンドは、先端技術をもとに様々な課題を解決するベンチャー企業の育成に力を入れており、今後は両社からの研究開発や販売、マーケティング活動への支援も受け、OriHimeの普及を加速していく計画である。