GMOリサーチでは、アジア13カ国・2,000万人超にインターネットリサーチが可能な消費者パネル「ASIA(アジア) Cloud(クラウド) Panel(パネル)」を提供。また、2015年7月からは、訪日観光客調査サービス「インバウンドリサーチ」を開始し、「ASIA Cloud Panel」を利用した訪日旅行予定者・経験者向けのインターネットリサーチに加え、日本に滞在中の団体ツアー客へのリアルリサーチも行っている。
一方、LIFE PEPPERは、豊富なグローバル人材を活かし、日本企業の海外顧客獲得プロモーションを全面的にサポートするとともに、海外滞在歴10年以上のバイリンガルスタッフによるコミュニケーションを強みとした、訪日観光客の生の声を収集できるリサーチサービスを提供している。
昨今、日本を訪れた外国人観光客の数は増加傾向にあり、2015年には前年比47.1%増の約1,974万人(*1)に達している。また、日本政府は新たな目標に「観光先進国の実現」を掲げており、オリンピック・パラリンピック東京大会が開催される2020年の訪日観光客数の目標を、これまでの2,000万人から4,000万人(*2)に引き上げるなど、今後も一層の増加が見込まれている。これに伴い、訪日観光客の行動・嗜好を分析するインバウンド調査の重要性もますます高まっている。
インバウンド調査の中でも、特定の観光地や施設についての調査には街頭調査が有効ですが、実際に観光地で訪日観光客と個別にコンタクトを取り、その場で質問するには、不信感を抱かれないよう留意しながら調査対象国の言語で協力を求める必要がある。また、精度の高い調査結果を得るにも一定量の回答数を収集する必要があり、効率的な調査が難しいのが現状である。
そこでこの度、GMOリサーチとLIFE PEPPERは、GMOリサーチの調査企画力とLIFE PEPPERの街頭外国人調査ノウハウという両社の強みを生かし、訪日中の外国人観光客を対象とした街頭調査サービスを提供するべく業務提携を行った。今後はGMOリサーチの「インバウンドリサーチ」における新たな調査手法として、訪日中の外国人の生の声を効率的に収集していくとしている。
(*1)日本政府観光局(JNTO):2016年1月19日発表 「訪日外客数の動向」
(*2)「平成28年第2回 明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」(2016年3月30日開催)