ブイキューブロボティクス・ジャパン、グロービスなどを引受先とする第三者割当増資実施～事業拡大へ

企業・自治体向け業務用ドローンソリューションを提供するブイキューブロボティクス・ジャパンは、株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ、ツネイシキャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施した。これにより、経営の独立性を高め、拡大する市場への臨機応変なソリューション展開、投資活動を通じて事業拡大を実現させていく。

ドローン市場を取り巻く環境は急速に発展し、航空法をはじめとした法改正や保険サービスの提供開始など、機体以外の整備が進んでいる。日本では、地理的環境、災害対策、高度成長期に建設された社会インフラなど、様々な分野でドローンを活用した業務効率化が期待されている。
ブイキューブロボティクスは、これらの背景を踏まえ、ドローンとビジュアルコミュニケーションサービスを組み合わせた企業・自治体向けの業務用ドローンソリューションを提供。定期点検が必要な橋梁などのインフラ設備、状況確認が欠かせない災害現場など、人が容易に立ち入ることができない場所へドローンを飛ばし、カメラ映像を複数の遠隔拠点とリアルタイムに共有することで、状況把握の効率化と安全性向上を実現していく。

今年に入り、全国の企業や自治体からの問い合わせが増加し、販売体制強化が必要となっていた。
今回の資金調達により、顧客満足度の高いソリューション開発の促進、営業・マーケティング人員の採用による体制強化を行い、全国各地のパートナー企業と連携したサービス提供体制を構築していくとしている。

■引受先からのコメント
・株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ（本社：東京都千代田区）
昨年末の航空法改正を皮切りに今後大きな成長が見込めるドローン市場において、強みとするビジュアルコミュニケーションを軸としたサービスを展開し、顕在化したニーズから実績を積み上げながら日本社会全体のドローン活用と拡大の推進に期待しています。

・ツネイシキャピタル株式会社（本社：広島県福山市）
当社のグループ会社である常石造船では製造業におけるドローン活用についての実証実験を共同で行っており、その実績から製造業分野でのドローン活用の可能性を感じております。また、地方に基盤をおく企業グループとして今後は地域活性化や災害対応等の目的においてもドローン利活用による市場創造に期待をしています。

■ブイキューブロボティクスについて
2015年にブイキューブ【3681】のロボティクス分野における戦略子会社として設立。
「人同士のコミュニケーションにとどまらず、人とモノ、人とマシーンなど、新たなビジュアルコミュニケーションの実現」をビジョンに掲げ、ドローンを中心としたロボットが目、口、耳となり、その情報を離れた場所へ転送し、これによるコミュニケーションの可能性をさらに高めることを目的とした事業展開をしている。