ジラフとインターネットメディア運営のインターファームは、バイク買取領域における業務提携に合意した。ジラフは国内最大の買取価格比較サイト「ヒカカク!」を運営しており、既に月間利用者数は55万人を超える売却プラットフォームとなっている。他方、インターファームは国内最大の中古バイク一括査定サイト「バイク比較.com」を運営しており、過去に42万人もの査定実績がある。今回、この2社が業務提携することでバイク買取相場の可視化を行い、「ヒカカク!」のプラットフォーム・オン・プラットフォーム戦略を加速する。「ヒカカク!」はあらゆるモノの買取価格を商品毎に比較できるプラットフォームとして、売り手の個人と買い手の業者・企業を繋ぐC2B取引を発展させてきた。他方、「バイク比較.com」は既に個人の売り手と買い手の企業をバイク領域でマッチングしており、査定相場を含む情報を抑えているプラットフォーム。そこで、「バイク比較.com」というプラットフォームが「ヒカカク!」というプラットフォームに重なることで、より素早く商材横断的に相場配信システムを構築し、バーティカルなプラットフォームとしての立ち上がりを加速させる選択をした。この提携スキームは近日、更に他の領域でも展開する予定。本業務提携により、2016年6月1日から「バイク比較.com」で提供される一車種ごとの網羅的な査定実績、最新の価格情報が「ヒカカク!」上のバイクカテゴリーで閲覧可能になる。中古バイクの状態、年式、グレード、カラー別に買取相場は異なるが、過去の査定実績を閲覧することで「実際にいくらで売れるのか」を推定できるようになる。「ヒカカク!」では既に、これまで買取業者が秘密にしていたスマートフォンやブランド腕時計の中古査定実績データを公開し始めている。本業務提携によって、更にその範囲が拡張されることになる。これまで、一括査定サイトでは事前に相場情報を確認することができず、まずは査定見積りを行い、そこから電話ベースでの買取フローへと進むのが一般的だった。今回の業務提携により、「ヒカカク!」上で事前にバイクの相場を調べ、売りたいと思った時に1度の申込で全国75社の中から最大6社へ一括査定依頼が可能になる(地域に応じて絞り込まれる)。尚、車種ごとのバイクの相場をメールで通知し、「売り時」を逃さないサービスも提供予定。