革新的なネットワーク仮想化ソフトウェアを提供するMido Holdings Ltd. (スイスローザンヌ、日本法人:ミドクラジャパン以下ミドクラ)は、総額2,000万ドルとなるシリーズBラウンドの資金調達を完了した。この資金調達によってミドクラは、ネットワーク仮想化技術Midokura Enterprise MidoNet (MEM)や新プロダクトの開発、マネジメントや開発チームの強化、事業の拡大をさらに加速させていくとしている。■シリーズBラウンドの資金調達について今回の資金調達では、シリーズAラウンドのリードインベスターである株式会社産業革新機構 (INCJ)が継続して投資を主導したのに加え、新たに、日本で金融機関向けITソリューションを提供するシンプレクス株式会社やミドクラの取締役であるアレン・マイナー氏などが参加。本資金調達により、現在までのミドクラの調達総額は4,400万ドルとなった。■IDCのレポートによれば、世界のSoftware Defined Network(SDN)市場は2014年から2020年にかけて53.9%の年間平均成長率があり、2020年には約125億ドル規模にまで成長すると予測されている。今回調達した資金は、成長するネットワーク仮想化市場を牽引し、利用者の要望に応えるため、MEMや新プロダクトの開発促進、特に経営層と開発メンバーを中心とした人材の採用、アライアンスによる事業拡大のために活用していく。