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感情AIのAffectiva、1400万ドル(約15億円)の資金調達実施日本からはセガサミーなど出資

  • feedy

感情認識ソフトウェアを開発するAffectivaは、前回の2000万ドル(約22億円)の資金調達に続き、今回1400万ドル(約15億円)の資金調達を実施。
リードインベスターをFenox Venture Capitalが務めた。FenoxのファンドのLP投資家として、日本からはIT&ヘルスケアサービスの大手CAC Holdings、ゲームメーカー大手のセガサミーホールディングスがAffectiva社へ投資を実施している。今回の資金調達によって、Affectivaは感情AIの技術イノベーションを加速させ、グローバル市場への展開を強化する。

▽Affectivaの感情認識技術

Affectivaの感情認識技術によって、ゲーム、広告、医療、自動車など多くの分野で、パーソナライズされた体験を提供することができるようになる。ゲーム開発者はプレーヤーの感情に基づき、ゲームが変化するように設計でき、医療分野では患者の心の状態に応じるアプリケーションの開発が可能になり、そしてウェブセミナーでは、話し手が聞き手の関心に基づきリアルタイムに話し方を修正することができるようになる。

▽Emotion AIの未来

ラナ・エル・カリウビ博士は以下のように述べている。「モバイルやIoT製品など多くのデバイスが感情AIを搭載することが一般的になると思いますし、それによって人間の感情や行動に適合する感情AIとユーザーの相互作用が可能になると考えています。

それによって、感情AIのビジネスでの応用が加速し、グローバルで様々なイノベーションが生まれると思っています。今回の資金調達によって、機械学習、コンピュータービジョン、感情サイエンスにおいて最高の人材を集め、研究チームの強化を図る予定です。」

Fenox Venture Capitalの共同代表パートナー兼CEOであるアニス・ウッザマン氏は以下のように述べている。「Affectivaはこの数年で同社の技術を確立してきました。我々は、同社の技術が、感情AIのコアプラットフォームになると大いに期待しています」

▽Affectivaについて

MIT Media Lab出身のAffectivaは、感情AIを開発しているスタートアップで、次世代AIにおけるパイオニアである。Affectivaは、顔の表情から感情を分析するソフトウェアを開発しており、同社が特許を保有するそのソフトウェアは、感情AIサイエンスに基づいて構築され、コンピュータービジョン、ディープラーニングに加え、75カ国で400万以上の人間の顔を分析して得られた世界最大の感情データベースを活用している。AffectivaのSDKやAPIによって、独自のモバイルアプリ、ゲーム、デバイス、アプリケーションにおいて感情データの分析が可能になる。同ソフトウェアは既に1400以上のブランドによって利用され、消費者の感情における分析とインサイトのデータを収集している。同社は、Kleiner Perkins Caufield and Byers、WPPなど有力な投資家から支援を受けている。