ベジタリア、農業IoT事業でNTTドコモと資本業務提携

ベジタリアと NTTドコモは、両者の事業拡大ため資本業務提携を締結し、併せてドコモに対して第三者割当による新株式発行を行ったと発表した。

ベジタリアとドコモは、2015 年 5 月より農業国家戦略特区（革新的農業実践特区）である新潟市において、稲作農業生産者に水田センサおよび同センサと連動したクラウド型水田管理システム実証、および全国 36 道府県農業普及組織と連携した実証を通じて商用化に向けた検証を行い、2016 年 4 月に水田センサ「PaddyWatch（パディウォッチ）」全国サービス提供を開始するなど、農業分野におけるさまざまな取り組みを行ってきた。
本資本業務提携を通じて、ベジタリアが保有する農業IoT・AI・ビッグデータ活用分野および植 物科学・植物医科学分野に関する先駆者として実績・知見・人的ネットワークと、ドコモが保有するモバイル通信・端末における事業展開経験・ノウハウおよび IoT に関連する最先端通信技術ならびに各種製品・サービス販売ネットワークを相互に活用することにより、今後両者企業価値最大化を図っていくとしている。
また、露地・ハウス栽培および果樹栽培向けに提供する「Fielderver（フィールドサーバ）」など農業 IoT 事業も拡大していく。さらに、IoT センサなどから取得した各種ビッグデータや人工知能技術を活用することで、病害虫予察、高温登熟予察、凍霜害予察ほか、最適な収穫時 期、収穫物品質や量など予測サービス提供により、日々農作業軽減と、安定した収穫を可能とする農業をめざして取り組んでいく。