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住宅ローンファイナンスのMFS、グロービス・キャピタル・パートナーズから総額2億円の資金調達実施

  • feedy

住宅ローンファイナンスに特化し、フィンテックを活用したサービスを提供するMFSは、2016年6月、グロービス・キャピタル・パートナーズ(略称GCP)を引受先として、第三者割当増資を実施した。調達額は総額2億円。

今回調達した資金をもとに、新サービス開発、開発部門の人員拡大、マーケティングの強化、および全国対応のオペレーション構築に注力する。サービスの向上と利用者層の拡大を加速し、住宅ローンファイナンスにおけるフィンテック企業のリーディングプレーヤーを目指す。

■増資に至った背景

2016年2月から導入されたマイナス金利の影響で住宅ローン金利が大幅に下落しており、住宅ローン借り換えニーズが急速に高まっている。そうした市場環境の中、4月に開始した住宅ローン借り換えをサポートするコンサルティングサービス「モーゲージ・ネクスト」は利用者から非常に大きな反響がある。これを受け、サービス向上と利用者層の拡大を加速するため、早急にシステム投資や人材採用を強化する必要があると判断。GCPはネット生命保険会社のIPO実績やフィンテック企業への投資の知見があり、最適なパートナーであると判断し、この度株主として迎え入れることを決定した。

■今後の事業展開
・新サービスの開発
住宅ローン比較アプリ「モゲチェック」を進化させ、ローン比較に加えてコンサルティングやローン分析ができるよう機能を拡充する予定。また、モーゲージ・ネクストでは10月から借入時のコンサルティングサービスを開始予定で、そのためのシステム開発を行う。

・マーケティングの強化
住宅ローンの借り換えで返済額を減らせるユーザーは全国で600万人いると言われている。ユーザーを効率的に集客するため、自社メディアに加えて外部事業者との提携によるマーケティングを強化する。

・開発部門の人員拡大
エンジニアチームを拡充し、新サービス開発やマーケティング・コンサルティングの効率化を図る予定。

・全国対応オペレーションの構築
首都圏のみならず中京・関西・福岡エリアからの問い合わせが増えている。遠隔地のユーザーにスムーズなコンサルティング・申し込みサポートを実現するため、外部業者との提携も見据えたオペレーションを構築する。