メディア事業・アドテクノロジー事業を手掛けるVOYAGE GROUP【3688】は、インターネット広告配信におけるブランド保護・不正広告対策ツールを提供するMomentumの株式を追加取得し、同社を持分法適用関連会社とすると発表した。VOYAGEグループは、ウェブサイトやアプリの広告収益最大化を行うSSP(Supply Side Platform)等のアドテクノロジー事業と、「ECナビ」、「PeX」といったポイントを活用したメディアの企画や運営等を行うメディア事業の2つを主力事業としながら、インターネット事業領域で様々な事業開発・事業投資を進めている。Momentumは、ページ単位での広告出稿先のコンテキスト解析、文脈判断から適切な広告の表示判定を可能とする基礎技術を有し、広告配信と自然言語処理を組み合わせた独自のアルゴリズムを開発、不適切な広告出稿を回避し、広告主のブランドを保護するサービス(アドベリフィケーション事業)や、広告詐欺を未然に防止するサービス(アドフラウド事業)を提供。大手DSPと接続し、フィルタリング機能の提供を行う一方、自動車・不動産・食品のブランド系広告主と直接取引を行うなどその実績を積み上げ、ナショナルクライアントおよびブランド系広告主がインターネット広告出稿を行う際の課題解決に取り組んでいる。VOYAGE GROUPは、これまでに、連結子会社であり投資・育成支援事業を主とするVOYAGE VENTURESを通じて Momentum株式を取得し関係強化に努めてきたが、今回VOYAGE GROUPで Momentumの株式を追加取得、グループの同社への出資比率を 20.5%とし、同社を持分法適用関連会社化するもの。今後は、両社の協業関係を一層強固なものとし、ナショナルクライアントおよびブランド系広告主がインターネット広告への出稿を円滑に行う環境整備の取り組みを加速させ、さらなる事業拡大と成長促進に取り組む考え。 以上M&Aタイムスより