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慶應イノベーション・イニシアティブ1号ファンド設立グリーなどが出資

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慶應義塾大学のベンチャーキャピタル「慶應イノベーション・イニシアティブ」(通称:KII、代表 取締役社長   山岸広太郎)は、7月1日に慶應義塾大学の研究成果を活用したベンチャー企業に投資を行うベンチャーキャピタルファンドを設立した。    

KIIでは、昨年12月の設立以降、ファンドの運用体制を構築し、1号ファンドへの出資者を募集してきた。日本の成長戦略において大学発・技術系ベンチャーへの期待が高まっていることに加え、慶應義塾大学の研究成果に対する高い評価もあり、金融機関・機関投資家、事業会社・コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、起業家などが申し込み、フ ァンド総額は約45億円となった。    

KIIの代表取締役社長である山岸広太郎は次のように述べている。  
「今回、慶應義塾大学の研究成果を活用した技術系ベンチャーの育成に強い関心を持つ、 20の法人・個人からご出資をいただくことで、慶應義塾大学として初めてのベンチャーキャピ タルファンドを組成することができました。KII1号ファンドでは、IT融合領域、デジタルヘルス、 バイオインフォマティクス、再生医療の4分野を中心に、慶應義塾大学の研究成果を活用し、 社会的に大きなインパクトを生み出すベンチャー企業約20社に投資を行う予定です。KIIでは ベンチャー企業の育成を通じて、大学の研究成果の社会実装による新産業の創出を推進し、 社会貢献と投資事業としての収益の両方を追求していきます」    

<KII1号ファンドへの出資者(有限責任組合員)>  
金融機関   機関投資家   三井住友銀行、第一生命保険、みずほ証券プリンシパルインベストメント みずほ銀行、スルガ銀行、極東証券、東邦銀行、三井住友信託銀行   三菱UFJキャピタル  
事業会社   CVC等   グリー、公共建物、東急不動産ホールディングス   TBSイノベーション・パートナーズ、Mistletoe、他1社  
起業家   千葉功太郎、他1名
KII関係者   慶應義塾、野村ホールディングス、山岸広太郎    

<KII1号ファンドの概要>  
名称   慶應イノベーション・イニシアティブ1号投資事業有限責任組合   Keio  Innovation  Initiative  1,  LPS  
投資対象   慶應義塾大学の研究成果を活用したベンチャー企業  
ファンド総額   約45億円  
運用期間   2016年7月1日より10年間(最大2年の延長可能性あり)