アプリデータ分析サービスのFULLER、総額約4.2億円の資金調達実施

FULLER は、このたび新たに、いばらき新産業創出ファンド投資事業有限責任組合、地方創生新潟1号投資事業有限責任組合、株式会社セガゲームス、株式会社VOYAGE VENTURES及び、既存株主であるGlobal Catalyst Partners Japan投資事業有限責任組合、株式会社朝日新聞社を引受先とする、総額約4.2億円の資金調達を実施したと発表した。

FULLERは、2011年11月に茨城県つくば市で設立し、現在はつくばエクスプレス沿線にあるKOIL（柏の葉・オープン・イノベーション・ラボ）を拠点として、スマートフォン（以下、スマホ）アプリに特化したテクノロジーとサービスを提供するベンチャー企業。
スマホ市場において、アプリを提供する開発者や企業様を支援する、利用社数2,000社以上の国内No.1アプリ分析プラットフォーム「App Ape」や、利用者の快適なスマホライフを支援する累計ダウンロード数100万超の「ぼく、スマホ」、「スマホスピタル」などのスマホ端末管理アプリを国内及びアジアで展開してきている。

FULLERは、今年2016年11月に創業5周年を迎える。5周年を迎えるにあたり、今後グローバル企業に成長するため、先月2016年6月に国内事業基盤と組織体制の強化及び、海外展開と新規事業推進を目的として、代表取締役２名の共同体制とした。加えて成長を更に加速し、新たなFULLER（FULLER2.0）を創るため、資金調達を実施した。

新たなFULLER（FULLER 2.0）を創るにあたり、以下に説明する海外展開、事業提携、地方創生の３つの取り組みを強化していく。

■ FULLER2.0創出における３つの取り組み

1. 海外展開
アプリ分析プラットフォーム「App Ape」は、2013年4月のサービス提供開始以来、主に国内で2,000社を超える企業様に市場のトレンド把握や競合調査、アプリのマーケティングや広告出稿の最適化などに利用されてきた。今年2016年５月には、国内のアプリ市場データに加え、韓国でのデータ提供を開始。今後、既存事業「App Ape」と準備を進めている新規事業の両事業において、海外展開を進めていく。

2. 事業提携
「App Ape」では、スマホ市場において、アプリを提供する開発者や企業様を支援するアプリ分析に特化したサービスを展開してきた。今後は、アプリデータの更なる価値創出を目指し、事業提携などを積極的に推進し、スマホ市場における支援領域を広げていく。

3. 地方創生
FULLERは、創業当時より茨城、千葉と、地方を拠点とし、地方の雇用創出や経済活性化に貢献してきた。今後は現本社以外に、創業の地である茨城や当社代表取締役２名の出身地である新潟を始めとした関東圏外にも開発拠点を設立し、地方におけるIT人材の雇用創出や、ITサービス提供により地方企業様のIT活用の促進を目指す。

2011年11月の創業以来、資金調達金額の総額は約7.5億円となる。今回新たに加わった強力なパートナーと共に、海外展開、事業提携、地方創生の3つの取組みを通し、新たなFULLERを創っていくとしている。

■ 株主からのコメント

いばらき新産業創出ファンド投資事業有限責任組合
「“高専”で培った豊かな発想力とプロダクトを生み出す高い技術力、そして社名の由来でもあるフラーレンのような固い結束を武器に。茨城発／筑波大学発スタートアップとして、若きエンジニアたちの更なる飛躍を期待しております。」

地方創生新潟1号投資事業有限責任組合　永瀬 俊彦氏
「当社は、経営陣・スタッフを含め、ビジネスセンスを持った素晴らしい技術者集団と捉えています。また渋谷氏、櫻井氏の両代表取締役の出身地・新潟に対する熱い想いに共感し、投資を決めました。益々の飛躍と、新潟の活性化に寄与いただくことを期待しています。」

Global Catalyst Partners Japan投資事業有限責任組合　大澤 弘治氏
「前回の出資以来、FULLERは事業・組織ともに順調に拡大しており、この度の追加出資も迷うことなく決断しました。今後も海外展開や新規事業など、FULLERの更なる飛躍を楽しみにしていると同時に、弊ファンドの目的の一つでもある日本発のグローバル企業に成長してもらう為、引き続きサポートをして参ります。」

【会社概要】

会社名： FULLER株式会社
住所： 千葉県柏市若柴178番地4　柏の葉キャンパス148街区2　KOIL
代表： 代表取締役CEO　渋谷 修太
代表取締役COO　櫻井 裕基
設立日： 2011年11月15日
事業内容： スマートフォン端末の利用動向調査サービスの開発、運営
スマートフォン向けアプリの開発、運営