エボラブルアジアは法人向けのサービスとして、以下3点を有しているが、いずれも顧客に継続してサービスを利用して頂くことによりストック型で収益が拡大していく特徴を有しており、新規顧客獲得が業容拡大にとっての重要な要素となる。
新規顧客獲得をこれまで以上にスピード感を持って行う上で、強力なノウハウを有する営業協力先との提携が有効との判断に至り、光通信社と業務提携を行うことを決定した。
光通信社は、中小企業等への訪問販売やコールセンターを使ったテレマーケティングに強みを持つ会社であり、同社との提携により当社の販路拡大が見込める。
<業務提携の対象となる当社の法人向けサービス>
① オンライン旅行事業におけるBTM(ビジネストラベルマネジメント)サービス
オンライン旅行事業において法人向けに展開しております「BTM(ビジネストラベルマネジメント)サービス」では、航空券・新幹線・宿泊・パッケージを網羅した、国内の出張・旅行ニーズにお応えするサービスを展開しています。法人顧客及び旅行サイトの運営者に対して、当社より旅行コンテンツを提供しています。クライアントに継続してご利用頂くことで直接・間接のコスト削減のメリットがあり、一方当社にとっては、利用頂くことで収益が積み上がるストックビジネスモデルとなっております。
② ITオフショア開発事業におけるITオフショア開発サービス
ITオフショア開発サービスでは、ベトナムにおいて、クライアントの専属チームを組成するラボ型ITオフショア開発に特化し、エンジニア人材不足を解決するソリューションの提供を行っています。このラボ型ITオフショア開発は、専属のチームを組成することから、クライアント毎のニーズに併せた開発を自由に行うことが可能です。エンジニアの稼働率が約100%であり、継続してクライアントにご利用頂くことで、ストックで収益が積み上がるビジネスモデルとなっております。
③ ITオフショア開発事業におけるオフショアBPOサービス
オフショアBPOサービスでは、ベトナムのオフショア拠点で日本語を使用できる人材を揃え、サイトの編集・更新、加工やパンフレット作成等の業務を提供しています。ITオフショア開発サービス同様に、BPOスタッフの稼働率が約100%であり、継続してクライアントにご利用頂くことで、ストックで収益が積み上がるビジネスモデルとなっております。
■新株予約権(有償ストックオプション)の発行〜高い目標数値を達成することで行使可能な業績達成条件付〜
業務提携に際し、今後の光通信社へ新規顧客紹介へのインセンティブを持たせるために、業績達成条件を付した新株予約権を発行することを併せて決定した。
(1)割当日、割当先 平成28年8月10日(水) 、光通信社
(2)発行新株予約権数、発行価額 1,662個 、1個につき100円
(3)当該発行による潜在株式数 166,200株
(4)行使価額 1株につき4720円
(5)権利行使期間 平成28年10月1日〜平成33年11月30日
(6)権利行使の条件
(a)業務提携に関連する当社サービス(BTMサービス、ITオフショア開発サービス並びにオフショアBPOサービス)において、株式会社光通信から紹介を受けた顧客からの取扱高が、権利行使期間における当社各事業年度 (10月1日~9月末日)において50億円以上となった場合、新株予約権者が割当てを受けた本新株予約権の総数の1/2を行使することが出来る
(b)業務提携に関連する当社サービス(BTMサービス、ITオフショア開発サービス並びにオフショアBPOサービス)において、株式会社光通信から紹介を受けた顧客からの取扱高が、権利行使期間における当社各事業年度(10月1日~9月末日)において100億円以上となった場合、新株予約権者が割当てを受けた本新株予約権の総数の全てを行使することが出来る
顧客紹介予定のサービス(BTMサービス、ITオフショア開発サービス、オフショアBPOサービス)の当社取扱高実績(27/9期実績で20億円)に比して、達成条件として設定した、50億円・100億円は意欲的な数値であり、新株予約権発行の意義があると考えている。
この新株予約権の希薄化割合は3.0%ですが、権利行使のためにはこの業績目標の達成が条件となることから、事実上既存株主の希薄化を抑えることが出来、一方で取扱高50億円(新株予約権の半数が行使可能)及び100億円(新株予約権の全てが行使可能)が達成された場合には、当社の企業価値は大きく向上すると考えている。