自動翻訳の開発や翻訳受託サービスを手掛けるロゼッタ【6182】は、クラウドソーシングを活用した翻訳サービスを提供するエニドアの株式を取得し、その後、ロゼッタを完全親会社、エニドアを完全子会社とする簡易株式交換を行うと発表した。なお、株式の取得に係る金額は732百万円。ロゼッタは、プロ翻訳者による「翻訳通訳事業」、機械翻訳による「MT事業」、そして両者の中間形態であるプロ翻訳者と機械の協働による「GLOZE事業」という、3段階の技術進化ステージをカバーする翻訳事業を展開している。一方エニドアは、世界中のバイリンガル人材を擁したクラウドソーシングサービス「Conyac」を展開。クラウドソーシングの仕組みは、ロゼッタの「GLOZE事業」と「MT事業」の中間に位置し、今回の完全子会社化により、翻訳業務の技術進化ステージが網羅できると判断したもの。 M&Aタイムスより