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グリーとアドアーズ、オリジナルVRアトラクションの開発およびVR常設型専門店舗の開設で業務提携

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グリー【3632】と首都圏を中心に総合エンターテインメント事業を展開するアドアーズ【4712】は、VR市場における新たなエンターテインメントの提供に向け、オリジナルのVRゲームアトラクションの開発および、VR専門のアミューズメント施設の開設において業務提携(以下、「本件業務提携」)に合意したと発表した。

2016年は「VR元年」と報じられているとおり、さまざまなメーカーよりVR関連機器の発売やVR関連サービスが次々と発表されており、アミューズメント市場だけでなく、個人消費者を巻き込み、日本全国において大きな盛り上がりを見せている。

アドアーズが、このような時流において、新たな集客の手段としてVR関連技術を活用した新しいサービスやエンターテインメントの開発を模索している中、2015年11月に「GREE VR Studio」を立ち上げるなど、VRにおける自社開発体制を強化し、ノウハウの蓄積を積極的に行っていたグリーと、VR関連技術の発展とVR市場の拡大という大きなビジョンを共有したことで、本件業務提携を行うに至った。

本件業務提携は中長期的な事業展開を想定しているが、第一弾として2016年度内を目処に、アドアーズが渋谷で運営する店舗の一部フロアを改装し、これまでになかったVRアトラクション常設型のVR専門アミューズメント施設を開設する。
このVR専門アミューズメント施設においては、アドアーズが施設の企画開発および店舗オペレーションを行い、グリーが同店オリジナルのVRアトラクションゲームの開発を担う。なお、本件は2016年3月10日に発表したグリーとHTC社によるVR事業における業務連携による初めての案件として、本アミューズメント施設において「VIVE」を導入予定。

渋谷という、人々の流行に身近な立地に常設型のVR専門店舗を開設することで、これまで国内では一時的な「体験」という形でしか提供されてこなかったVR体験を、誰でも気軽に接して楽しむことができる「遊び」へと昇華させていきたいと考えている。スマートフォンの登場により、人々の生活スタイルや消費動向が大きく変わったように、VRもスマートフォンと同等、或いはそれ以上の変革をもたらすポテンシャルを有していると期待されております。最も親和性が高いエンターテインメントの分野において、多くの人にVR技術に触れて楽しんでいただき、親しんでいただけるような環境を率先して提供していく。

また、中長期的には、上記VR専門店舗で開発したVRソフト等の国内および海外におけるライセンス販売や、スマートフォンとの連携アプリの企画・開発までを視野にいれ取り組んでいくとしている。