マイクロアドの子会社、製造業に特化したインターネットサービス事業のアペルザと提携

マイクロアドの子会社であるエンハンスは、製造業界に特化してインターネットサービスを展開するアペルザと業務提携を行い、製造業従事者に特化したターゲティング広告 FOCUS-M（フォーカス・エム）を提供開始した。

エンハンスはこれまで、プログラマティック広告取引を中心としたメディアサイド収益化支援事業を行ってきた。一方で、アペルザは、インターネットを活用して、ものづくりにおける「情報流通」「取引のあり方」「コミュニケーション」という3つのバリアを取り除くことで、新しいものづくりの産業構造の構築を目指したインターネット事業を行ってきた。このような背景のもと、このたび製造業従事者向け特化型ターゲティング広告「FOCUS-M」の企画、開発を行うため業務提携を行う。

「FOCUS-M」とは、アペルザが製造業向けに展開するインターネットサービス※1「Cluez（クルーズ）」※2「aperza（アペルザ）」などの専門情報サイトと連携を行い、製造業エンジニア約20万人のユーザーデータを元に、企業が対象ユーザーのニーズに合わせた広告訴求を可能とする業界特化型のインターネット広告配信サービス。広告は、エンハンスが提供する各種広告プラットフォームを活用したメディア収益化支援サービス「Publisher Trading Desk」が提携する他の専門メディアや、大手法人メディアの広告スペースへの配信が可能。

また、本取組みにおいては、ビジネスメディア出版社、株式会社ダイヤモンド社（本社：東京都渋谷区、代表取締役： 石田哲哉　以下ダイヤモンド社）が展開するデジタルメディア「ダイヤモンド・オンライン」とも協力し、同社が保有するオーディエンスデータとの連携を行い、ユーザーデータに対する精度向上を目的とした共同研究と、広告配信枠の両軸での連携を行っていく。

この連携により、広告主は広告訴求するユーザーを限定し、製造業に特化したイベント情報や、新製品情報など、専門的なクリエイティブを作成し広告配信を行うことができる他、エンハンスが展開する「Publisher Trading Desk」を通じて、従来の手法では広告掲載が難しかった製造業に関する専門情報サイトの広告枠への広告配信が可能となる。またユーザーが日常的に利用するニュースサイトや、SNSサイトに広告配信メディアを拡大して、ターゲティング型のネットワーク広告にも一元的に出稿を行うことができる。

今後も本取組みに参画する製造業界の専門メディアとの連携、およびデータ連携事業社との提携を拡大し、2016年内に50社の広告出稿主の獲得を目指し、今後も業界特化型の新たな広告サービスとしてサービス拡大に努めていく。

※1

製造業向けポータルサイト 　Cluez（クルーズ） https://jp.cluez.biz/

製造業に従事する技術者が、日々の情報収集から調達購買品の比較検討までを行うことができる製造業特化型のポータルサイトです。

※2

製品検索・購買支援サイト　Aperza（アペルザ） https://aperza.jp/

製造業に従事する技術者・調達担当者に対し、製品の検索選定から調達までをワンストップで提供する業界初の製品比較サービスです。

※3

Enhance Publisher Trading Desk https://www.enhance.co.jp/solutions/

デジタルメディア運営企業に対し、ウェブサイトの来訪者や、広告主の購買意向など各種データの分析や、データを活用した各種アドプラットフォームの最適な運用や、広告在庫の代理販売を行い、メディア広告収益化を支援するサービスの総称。