イスラエルでは15年ほど前から高校・大学教育や軍のトレーニングにおいてプログラミングを取り入れている。その結果、優秀なプログラマーが多数育成され、同国が米国シリコンバレーに並ぶ世界のハイテク企業の集約拠点として躍進する原動力となった。
これを受けて、 オバマ政権を始め、米国IT起業家、経営者等のリーダーも、プログラミングをK12教育や一般教養として学ぶことを提唱し、プログラミング力育成の基礎となるSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)教育に予算と資源の投入を開始している。日本でも文部科学省が2020年度から小学校でのプログラミング教育を必修化する方針を固めた。
一方、21世紀に求められる人材のスキル*としても、物事の本質を見つける「思考力」、「問題解決力」や「ICTリテラシー」などが提唱されており、プログラミングの学習はこういったスキルを身につけるために役立つものと期待されている。
Code Monkeyが提供するプログラミング学習教材は、オンラインゲームを通じて初心者や初等教育者も抵抗なく学習を進めることができるようデザインされている。ゲーム化(Gamification)することで従来のプログラミングが専門技術であるというイメージを払しょくし、全世界の幅広い年代の人たちにプログラミング学習の機会を提供することができるものと期待されている。
*21世紀型スキル:Assessment and Teaching of 21st-Century Skills(ATC21S)が提唱している21世紀の人材が身に着けるべき10種のスキル。http://www.atc21s.org/
■今後の展開
EduLabグループのアジア各地域、特に中国本土数か所に展開する拠点における販売網を活かし、Code Monkeyの事業展開を支援していく。具体的には、中国を中心にディストリビューターとして販売チャネルの拡大に貢献する予定。