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Hamee、EC運営においての物流領域の自動化拡大を目指し、Webの匠と資本・業務提携

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Hamee(ハミィ)【3134】は、EC運営においての物流領域の自動化拡大を目指すべく、自動出荷Webサービス「SHIPPINNO(シッピーノ)」を開発・運営するWebの匠と資本・業務提携することで合意したと発表した。

【資本・業務提携の理由】
国内でのインターネット通販(EC)市場は顕著に成長を続け、現在は13兆円を超える規模になっており、さらに2021年には25兆円規模にまで成長することが予測されている。(※1)
その背景には、スマートフォンの普及に伴う時間や場所を問わないECの利用が増加していることが挙げられる。
ECの利用が便利になる一方で、EC事業者は当日配送などのスピーディーな出荷競争が激化しており、業務の効率化のために物流アウトソーシングへの需要が高まると考えている。
この流れを受け、昨年、Hameeで提供している「ネクストエンジン(※2)」とWebの匠が提供している出荷作業を自動化できるアプリ「シッピーノ(※3)」と連携をした。

シッピーノとの連携により、ネクストエンジンが対応する全てのECサイトの注文を、最短10分で、しかも24時間365日いつでも倉庫に出荷指示が出せ、スピード配送への対応が可能になった。

Hameeでは、今後もますます強まると予想される自動出荷領域の拡大を目指し、シッピーノを提供している株式会社Webの匠との戦略的資本・業務提携を行った。

【提携により実現できること】
これまでHameeでは、複数のECサイトを展開しているEC事業者を中心に、ネクストエンジンによる運営の自動化をサポートしてきた。
しかし、昨今ではEC市場の拡大により、EC運営の方法や規模が多様化してきている。
1店舗のみの運営や取り扱いアイテム数を絞って従来のモノづくり企業とは違う、メイカーズ系EC事業者も年々増えている。このようなEC事業者は、事業構造がシンプルであるため、受注から出荷までの業務効率化を徹底する傾向があり、ECの店舗数が増えれば増える程、煩雑な管理になるECの多店舗展開を躊躇することが多くあった。
今回のネクストエンジンとシッピーノの連携により、そういったEC企業は業務を煩雑化することなく、自動化を追求することができるようになる。そのため販路拡大のための多店舗展開が実現可能となり、ネクストエンジンのターゲットの幅が広がる。

Webの匠は2019年(3年後)までに、6,000社のシッピーノユーザーの獲得を目指しており、Hameeではネクストエンジン内のシッピーノ及び出荷業務に関連する機能開発を加速させ、連携を深めることで、更なる出荷業務領域での自動化を目指す。

※1 出典元:
経済産業省「平成27年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備」2016年6月
株式会社野村総合研究所「2021年度までのICT・メディア市場の規模とトレンドを展望」2015年11月25日
※2 ネクストエンジンは、「自動化」を旗印に掲げ、Amazon等大手ショッピングモールと、自社で運営するECサイトの出品・注文・在庫をまとめて管理することが出来るサービス。
※3 シッピーノは、Amazonが代行して運用する物流サービスを利用して、出荷作業を自動化できるアプリ。