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ユーグレナ、リアルテックファンドより次世代蓄電デバイスと高精度測位システム開発のスペースリンクに出資

  • feedy

ユーグレナインベストメントは、ベンチャーキャピタルファンド「リアルテックファンド」の新たな投資先として、スペースリンクへの出資を実施したと発表した。

スペースリンク社は、宇宙向け技術開発で培った先端技術をベースに、次世代蓄電デバイスで「カーボンナノチューブキャパシタ」の開発および、高精度な測位を安定的に効率よく行うことが可能な「マルチ GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機」の開発という 2 つの異なる技術開発を行っている企業。キャパシタは、瞬間的に大電流を放電・回収することを得意とし、自然エネルギー分野 や、自動車、鉄道、建設機械などの分野で活用が進められる蓄電デバイス。スペースリンク社は、 独自のナノカーボン制御技術により、このキャパシタにカーボンナノチューブを使用した「カーボン ナノチューブキャパシタ」を開発し、蓄電容量、瞬間的に放電・回収できる電力量、充放電における性 能劣化の抑制などその性能を飛躍的に向上させると共に、低コスト化を実現させ、各分野におけるエネルギー利用に革新をもたらすことが期待されている。また、高精度測位システムである「マルチ GNSS 受信機」は、これまで同社が宇宙向け技術開発の分野で蓄積してきた独自技術を活用し、既存の測位受信機に比べ、障害物の多い環境下や急加速時でも、より高精度な測位を安定的に効率よく行うことが可能な受信機で、産業用ドローンや自動運転などの様々な分野への応用が期待されていまる。
今回リアルテックファンドは、「カーボンナノチューブキャパシタ」や「マルチ GNSS 受信機」を開発するスペースリンク社の高い技術力に注目し、第三者割当増資により発行する株式を引き受けることで資金提供を行うとともに、次世代蓄電デバイス及び高精度測位システムの研究開発や販売・マーケティング活動等を支援していく。