韓国ではソウル大学やKAIST等のアジアトップクラスの名門大学の存在に加え、日本を上回るスピードでのスマホの普及やLINE、Kakao Talkに見られるようなユニークなサービスの登場など、優れたICT関連のスタートアップを育む土壌がある。また政府によるベンチャー振興も積極的であり、2015年のベンチャー投資金額は2兆858億ウォン(約2018億円、韓国中小企業庁発表)と日本を上回る規模となっている。
このような環境を背景として、グローバル・ブレインとそのパートナーであるKDDIは、両社で運営するCVCファンド「KDDI Open Innovation Fund」において今後韓国ベンチャーへの投資のさらなる積極化とそのための体制を構築することとなった。
グローバル・ブレインでは2016年10月より韓国での投資を加速させるため、partnerである鈴木伸武が韓国に赴任するとともに、韓国での起業経験と日韓でのビジネス開発の経験を持つJung-Yong Kimを、新たにKDDI Open Innovation Fundの韓国での投資責任者としてアサインする。
またKDDIでもKDDI Open Innovation Fundの韓国における専任担当者を日本より派遣することとなった。
グローバル・ブレインとKDDIでは、特にAR/VR/MR、AI/Big Data、IoT、ヘルスケア、その他モバイル、インターネット関連の韓国ベンチャーにフォーカスして投資と支援を行っていく予定。