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ライフサイエンス領域AIソリューションのエルピクセル、東レエンジニアリングなどから総額7億円の資金調達実施

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ライフサイエンス領域の人工知能・画像解析ソリューションを提供するエルピクセル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:島原佑基)は、株式会社ジャフコ(取締役社長:豊貴 伸一)が運営管理する投資事業組合、Mistletoe株式会社(代表取締役社長兼CEO:孫 泰蔵)、東レエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:太田 進)、個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、総額7億円の資金調達を実施した。

エルピクセルは主に、国内研究機関や医療機関向けの画像解析ソリューションの受託開発を行ってきたが、今回の資金調達により、ライフサイエンス研究の高度化・高速化を支援する「IMACEL」などの自社製品や、癌などの疾患を高精度で検知する画像診断ソリューションの研究開発強化、ならびに海外を含めた積極的な事業展開を進めていく。

■資金調達の背景について
ライフサイエンス領域における画像データは増加の一途をたどる一方、それらを扱う研究者や医師の体制や教育機会は十分ではないのが現状。特に日本は、100万人あたりのCTやMRIの台数、医療画像が世界で最も多いにもかかわらず、画像診断医は減少傾向にあると言われており、業務負担や継続性が課題となっている。エルピクセルは前身である東京大学の研究室時代から国立がん研究センターや全国の医療機関と共同研究を実施し、現場に即した画像解析ソリューションを提供し続けてきた。今回調達した資金は、これまでの経験をさらに洗練させたより高度なソリューションをより早く、より多くの国内外の機関に提供するための研究開発ならびに展開体制強化に活用する。

■東レエンジニアリング社との事業提携について
東レエンジニアリング社とは、今回の資金調達と併せて、人工知能を活用した画像解析技術の研究開発に関する包括提携契約を締結した。細胞などの生物の工業製品化を見据え、双方の強みを活かしながらライフサイエンス画像解析技術の開発や実用化に取り組んでいく。