Web業界で働くためのオンライン動画学習サービス『Schoo』を運営している株式会社Schoo(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森 健志郎、以下スクー)は、経済産業省、日本ベンチャー学会(会長:西澤 昭夫)と共同で、起業を目指している学生に向けた、『18歳からのビジネスプラン』のコース(全10コマ)を制作し、2016年10月20日より無料で提供することとなった。■ 開業率の増加、及び国の成長戦略に掲げられているベンチャー創出強化を支援日本経済再生本部が発表した「ベンチャー・チャレンジ2020」※1によれば、日本において1995年から様々なベンチャー支援策を講じてきているなか、起業者・起業予定者の数は伸び悩んでいる。起業予定者の動向を示す起業活動指数は、先進国のうち最下位周辺を推移しているという結果が発表されており、現状の開業率は欧米の約半分の4.5%となっている。このような状況から、政府では日本再興戦略において、開業率を2倍の10%台とすることや、今後を見据えた補助指標として、起業活動指数を10年間で倍増させることを目標として設定している。加えて、首相官邸が配布している第27回産業競争力会議の配布資料3「成長戦略改訂に当たって盛り込むべき事項」によると、世界で戦えるビジネス環境整備のため、法人税、ベンチャー関連税制の見直しや、世界中から優秀な起業家・技術者と資金を集めるための施策の推進を行うことを施策として掲げていることから、今後、開業の支援及び起業家の育成が強化されていくと考えられる。しかしながら、起業活動の成功確率を高めていくためのノウハウを体系化した教材は少なく、それによる「一歩踏み出す心理的ネック」の存在を解消しなければ、上記の構想の実現は難しいと考える。このような背景もあり、スクーではこのたび、経済産業省からの依頼を受けて、起業に興味のある学生が、知識が不足している状態から起業にむけた事業計画の制作をはじめとした、創業するまでに必要なことを学ぶことができる学習コンテンツ、『18歳からのビジネスプラン』のコースを、日本ベンチャー学会と共同で制作した。このコンテンツについては、同省と大学・大学院起業家教育推進ネットワークが主催するUniversity Venture Grand Prix (UVGP)の応募プランの向上をはじめ、様々な場面で、若者の起業推進に活用いただきたいと考えている。※ 1 「ベンチャー・チャレンジ2020」:2016年4月19日に日本経済再生本部において、世界市場に挑戦できるようなベンチャー企業が生まれ続けるエコシステムを構築するために必要な政策の方向性を記載したもの■ 起業促進の様々な施策を推進している経済産業省の依頼を受け、起業・ベンチャー企業の専門家である日本ベンチャー学会とスクーでこれまでにない学習コンテンツの制作が可能に今回のコースは、日本ベンチャー学会監修のもと、起業の専門家が全10コマの授業を通して、ビジネスプランの種の探し方、UVGP,キャンパスベンチャーグランプリ受賞プランの事例分析、マーケティング、市場分析、競争優位性、人材・組織、資金調達、売上・収益計画、戦略、事業計画などの多岐に渡る起業に関する知識を教えてくれる。また、授業内容に加え、スクーの2,800本以上制作してきた学習コンテンツの独自ノウハウを活用することで、より学習効果の高いコンテンツとなり、24万人以上いるスクーのオンラインプラットフォーム上で授業を公開することにより、場所を選ばずに学習を行うことが可能になる。