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SHIFTとワークスアプリケーションズ、包括的資本業務提携競争力強化へ

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株式会社SHIFT(代表取締役社長:丹下 大、本社:東京都港区)は、株式会社ワークスアプリケーションズ(代表取締役最高経営責任者:牧野 正幸、本社:東京都港区)との間で、業務提携契約及び資本提携に関する基本合意書を締結したと発表した。

■資本業務提携の目的
SHIFTは、ソフトウェア開発における第三者検証の重要性とその大きな潜在市場を見出し、平成21年11月よりソフトウェアの品質保証専門企業としてエンタープライズ、エンターテインメントの両領域で事業を推進してきた。SHIFTは、ソフトウェアテスト実行のみならず、開発上流工程から不具合の出づらい開発体制の構築を支援するコンサルティングサービス、品質保証におけるノウハウを提供する教育サービスやテスト支援ツールの提供など、業務の効率化・ソフトウェア製品の最適品質化のために必要なサービスポートフォリオを形成し、多角的にサービスを提供している。

ワークスアプリケーションズは、人事、会計といった企業経営に関わる情報を統合的に管理し経営の効率化を図る基幹業務ソフトウェア(以下、「ERPパッケージ」といいます。)の開発・販売・サポートを提供する、ERPパッケージ業界におけるリーディングカンパニー。(http://www.worksap.co.jp/)
また、先端技術や製品機能の開発、将来を見据えた新しいチャレンジも積極的に推進する先進的な企業でもあり、SHIFTの品質保証に対する考えや手法に深く共感いただき、品質パートナーとして、共に同社でのソフトウェア開発とテストの効果的分業化、生産性と製品品質の向上に取り組んできた。

今般、ワークスアプリケーションズが有する、人工知能(以下、「AI」といいます。)を活用したERPパッケージの開発技術及びグローバルでの人材・経営資源と、SHIFTが有する品質保証ノウハウ、及びワークスアプリケーションズ製品に対する知見と経営資源を活用し、これまで以上に品質保証分野における相互連携を強化させることにより、AIを活用した高品質で付加価値の高いERPパッケージと関連サービスの開発、また日本国内のみならずグローバル市場における事業の発展を推進し、業界を問わずそれぞれの企業経営に貢献すべく、本年11月末までを目処として資本業務提携を開始することで合意した。この度の提携は、両社の強みと互いに積み重ねた知見を活かし、より密接で強固な関係構築を推進することにより、ERPパッケージ市場における競争力の強化、AI製品の最適品質に関するノウハウの蓄積など両社の企業成長も更に加速することができる好機であると考えているとしている。

■資本業務提携の内容
1)資本提携の内容
・SHIFTは、両社において最終的な機関決定を経た上で、ワークスアプリケーションズの株式を第三者割当増資により引き受ける予定。出資金額は3.6億円を目処とし、持ち分比率は今後最終決定するものの1%未満となる見込み。
2)業務提携の内容
・ワークスアプリケーションズとSHIFTは、以下について両社協力し取り組んでいく。
①AIを活用したERPパッケージ製品「HUE®」※の包括的品質保証
②「HUE®」の外販基盤(PaaS)開発における品質保証
③両社の海外拠点を主軸としたグローバル開発体制の整備
④その他両社協議の上定める協業

※「HUE®」について
「HUE®」は、ワークスアプリケーションズが開発・販売・サポートを行う、AIを搭載したERPパッケージ製品。リレーショナルデータベースによる集中処理から脱却し、NoSQL型の分散技術を採用することで、これまでのERPパッケージ製品では実現不可能だった0.1秒という圧倒的な応答速度と、機械学習やOCR技術をはじめとしたAI技術の搭載を実現した。これにより、エンドユーザーはサジェスト機能や自動作表機能など、AI技術を活用した利便性の高い機能を利用することが可能になり、大幅な業務生産性の向上が見込める。(http://www.worksap.co.jp/hue/)