株式会社サイキンソー(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:沢井 悠)は、地域ヘルスケア産業支援ファンド(東京都千代田区、業務運営者:REVIC キャピタル株式会社、株式会社AGS コンサルティング)などを引受先とする第三者割当増資を実施することを決定し、総額 2.7 億円の資金調達を実施すると発表した。サイキンソーは、人体の腸内細菌叢(そう)(「腸内フローラ」ともいわれている。以下「腸内フローラ」という。) を DNA 解析によって評価することで、健康状態や健康習慣レベルを検査し、セルフケアに貢献するサービスを事業化するために 2014年11月に設立された。2015年秋には、当時日本初となる郵送検査型の腸内フローラ検査キット”Mykinso(マイキンソー)”の提供を開始し、神奈川県の「未病市場創出促進事業」に採用されるなど、腸内環境チェックによる健康習慣の普及につとめてきている。腸内フローラは個人の生活習慣等により変容し、生活習慣病及び消化器疾患との関連性があると指摘されている。この度調達した資金をもとに、サイキンソーは、腸内フローラの解析・評価結果を生活習慣病および消化器疾患の発症リスク評価に応用するためのエビデンス構築を進める。また、個人が健康習慣を改善するにあたって医師・薬剤師・管理栄養士などヘルスケア専門職がキープレイヤーとなることから、これら専門職に対し健康指導支援プラットフォーム(Mykinso Pro 事業)を開発・提供していく。サイキンソーは、「細菌叢で人々を健康に」の企業理念のもと、これらの活動を強力に推進し、人々の健康寿命の延伸に貢献していく。