LINEやFacebook Messengerのチャットプラットフォームの公開によって高まる人工知能技術のチャットボット作成ニーズに対し、SaaSでノンプログラマーが簡単にBOTを作成できるプラットフォーム、「hachidori」を2016年4月より順次公開し、「hachidori」単体では現在、約1,000アカウントが利用されている。
■hachidoriの特徴・今後の成長性
hachidori社のチャットプラットフォーム「hachidori」は以下の特徴がある。
①プログラミング一切不要でチャットボットの作成が可能
国内唯一のLINEやFacebook Messenger、WebチャットのチャットボットをGUIで作成、アナリティクスやユーザー情報などを一覧でき、効率的な運用が可能となっている。
②人手のかかっていた予約受付やカスタマーサポートも自動化&ワンストップに
専門知識は不要となっており、最短10分からチャットボットを導入でき、LINEやFacebookを企業のオペレーターにできるサービス。
③マーケティングへの貢献
チャットのコミュニケーション上で得た顧客の情報を活かし、必要な情報を必要なユーザーに送ることができるため、マーケティングに大きく貢献できる。。
チャットアプリのユーザー数はSNSのユーザー数を上回り、企業がユーザーと触れるポイントもSNS全盛期に比べ、チャット上のコミュニケーションが増加。LINEやFacebook Messengerを利用した顧客コミュニケーションを模索している会社は多く、自動化ニーズも高まりを見せている。人工知能市場と呼ばれるマーケットは2030年には86兆円を超えるとの予測があり、中でもチャットボットはユーザーの日常生活に浸透する大きなプロダクトだとされている。
■エボラブルアジアにおける取り組み・出資の背景
昨年11月11日に発表の通り、従来メールやWEB、電話にて航空券販売に関するお問い合わせをお受けしていたが、hachidori社のチャット×AI(人工知能)のテクノロジーを活用し、LINEやFacebook Messengerでのお問い合わせ対応を開始している。
今後、エボラブルアジアはエアトリを始めとしたBtoCサイトにおいて、hachidoriの活用を促進することにより、ユーザーの利便性を追求し顧客満足度向上を図りたいと考えている。またhachidori社は、拡大する人工知能市場を背景に、更なる事業拡大をすると見込み、この度の資本参加へと至ったとしている。
今後もエボラブルアジアとhachidori社は、両社の強みを生かし、一層のサービス価値向上を図っていく方針。