1) 日本版DMOを中心として観光地域づくりを行うことについての多様な関係者の合意形成
2) 各種データ等の継続的な収集・分析、明確なコンセプトに基づいた戦略(ブランディング)の策定、KPIの設定・PDCAサイクルの確立
3) 関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整・仕組み作り、プロモーション
上記のうち、データ収集および分析、また効果的な情報発信の実現には専門的なノウハウやリソースが必要であり、多大な費用を要するため、日本版DMOが独自に取組むには多くの課題が存在する。
こうした背景を受け、JTBとアソビューは、上記のうち特に2)および3)について、クラウドを通して効率化を図ることができるシステム「エリアゲート」を共同開発した。
※1日本版DMO:地域の「稼ぐ力」を引き出す「観光地経営」の視点に立ち、コンセプトのある観光地域づくりを実現するための戦略を策定し、PDCAを回すことで成果に繋げることを目的とした法人
※2 国土交通省 観光庁発表(2017年1月20日時点)
■取り組み概要
観光商品の販売管理システム「エリアゲート」は、自治体や日本版DMOの公式サイトに機能追加することにより、公式サイト上での観光商品の流通サポートをはじめ、販売管理・顧客分析・収益化等といった専門性の高い分野においてクラウドによる一元管理を可能にし、費用削減と効率化に貢献するとしている。