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リビングスタイル、ビジュアル・マーチャンダイジング向けにストア3Dシミュレーターの提供を開始

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株式会社リビングスタイル (本社:東京都新宿区、代表取締役:井上俊宏) は、ビジュアル・マーチャンダイジング (VMD) 業務の効率化を支援するストア 3D シミュレーターを開発し、クラウドサービスとしてその提供を開始したことを発表した。
また本サービスが、株式会社良品計画 (本社:東京都豊島区、代表取締役社長:松﨑 曉) に採用されたことも合わせて発表した。

ブランドを体現したストアづくりを行う VMD では、店舗の広さに応じて家具や什器のレイアウトを決めて設計図に落とし込む店舗デザインの作業を行なった上で、施工を行う事になる。
しかしながら、店舗内の雰囲気や動線など実際に着工してみないと分からない要素も多く、これまでは現場での作業のやり直しがどうしても発生していた。
また事前に設計図面を基に 3D パース図を製作したとしても、固定された視点からしか確認できなかったり、デザインの確認修正作業を効率的に行えなかったりなどの限界があった一方で、一般的な 3D シミュレーターは、設計事務所や工務店などが新規に店舗デザインを行い、顧客向けにイメージをプレゼンテーションすることを念頭に開発されているため、VMD の用途には不要な機能も多く、操作も複雑だった。

リビングスタイルでは、独自の 3D 技術をベースにしたインテリア 3D シミュレーターを開発し、インテリアブランドおよびショップ向けにクラウドサービスとして提供しており、今回新規に開発したストア 3D シミュレーターは、このインテリア 3D シミュレーターをベースに、その直感的な操作性などを維持しながら VMD 向けに機能拡張を行い、2D の設計図にレイアウトした結果を 3D ウォークスルーで即座に確認し、3D 表示の状態でインタラクティブに修正を行うことができるようになった。

また、ショッピングセンターや大型複合施設などにおける壁のない店舗デザインにも対応しており、ブランドカラーを用いた壁面や床材、専用什器の 3D データを利用することで、ブランド・ガイドラインに沿ったストアづくりをサポートする。
リビングスタイルでは、専用什器などの 3D データ作成や図面の 3D データへの変換まで、ストア 3D シミュレーターを利用するために必要な各種サービスも包括的に提供する。

株式会社良品計画 業務改革部 VMD 課長の松橋衆氏は、「これまでは新規出店や既存店舗の改装のスケジュールを決める段階で、施工時の修正や変更をある程度見込んで余裕を持たせる必要がありました。また複数店舗のオープンが重なる繁忙期に店舗デザインの修正が発生すると、他店舗にも影響するなど、修正業務が大きな負担となっておりました。今回リビングスタイルのストア 3D シミュレーターを導入することで、よりよいストアづくりを短期間に効率的に行えるようになれば、VMD 担当者及び店舗スタッフの業務効率化やコスト削減につながるだろうと期待しています」、と述べている。