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トッパンフォームズ、AIを活用したサービス提供でCogentLabsと資本・業務提携

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デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(所在地:東京都港区 代表取締役社長:坂田 甲一)は、人工知能(AI)を活用した各種サービスの提供に向け、最先端のAI研究を活用して技術開発を行う日本発のスタートアップ企業、株式会社Cogent Labs(本社:東京都渋谷区、代表取締役:飯沼 純、エリック ホワイトウェイ)と資本・業務提携契約を締結したことを発表した。

トッパンフォームズは、コージェント ラボが第三者割当増資により発行する株式の一部を引き受けるとともに、同社が提供する業務効率化を主眼とするさまざまなサービスへコージェント ラボが持つAI技術の活用を推進する。

その第一弾としてディープラーニング技術の活用により、手書き文字・印字において業界最高水準の文字認識率を実現する「Tegaki(テガキ)」を活用したビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスの提供に取り組んでいく。
具体的には金融機関の口座開設申込書などの各種手書き申込書、税公金に関する各種帳票などをターゲットとした文字認識・デジタルデータ化に活用し、さらに長年帳票に関わるビジネスを展開してきたトッパンフォームズが確立した科学的なアプローチなどによる帳票改善ソリューションと組み合わせ、手書きの記入漏れや記入ミスを抑止することで業務プロセスの効率化につなげていく。

提携の目的と今後の展開

今回の資本・業務提携はビジネスの実務を通じてAIのさらなる可能性を広げていくことが狙いとなる。
世界10カ国以上から採用したリサーチャーやエンジニアからなるコージェント ラボのAIエンジンの特長は、これまでの教師あり学習を前提とするニューラル・ネットワークに比べ、教師データへの依存度が低い点と応用領域の広さにある。
そのため手書き文字認識に留まらず、画像や音声などの情報も知覚でき、データとして次のビジネスに活用できると期待される。

トッパンフォームズは堅牢なセキュリティ体制下で預託情報を管理・運用し、1通ごとに内容の異なった紙の通知物をつくるデータ・プリント・サービス(DPS)に加え、近年は企業の事務業務の受託をするBPOサービスやICT(情報通信技術)を使ったデジタルの通知サービスにも注力している。
これらのサービスにAIを積極的に導入することで、紙とデジタルの両面からサービス提供が可能なデジタルハイブリッド企業としての展開を加速していく。

またトッパンフォームズが長年得意先企業の業務効率化をサポートすることで蓄積してきた業務経験・ノウハウにコージェント ラボが提供する応用領域の広いAIエンジンを組み合わせることで企業の業務革新につながる新たなビジネス基盤の創造につなげていく方針をとる。