共同研究の内容あらゆるものがインターネットにつながる「モノのインターネット化」=「IoT」(Internet Of Things)が急速に進み、利便性が高まる一方であらゆる情報がつながることでの情報漏洩等のリスクも増加することが予想されており、特に本来つながることが想定されていない機器がインターネットにつながることでの情報漏洩や、廃棄した機器に残存したデータを踏み台にして他の機器に接続されてしまう等のリスクが想定されている。エルテスでは従来からテクノロジーの発展に伴い新たに発生するリスクを「デジタルリスク」と定義し、それらに関する研究を行い、その成果を社会に還元することによって、デジタルリスクを低減させることを目的としたデジタルリスク総研を社内組織として設立し、IoTや情報漏洩のリスク検知に関する研究を行っている。リネットジャパンの宅配便回収は、IoT時代の廃家電処分に必要な「リサイクル&セキュリティ」のサービスとして期待されており、2016年11月には国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」) から、「IoT 家電の安全回収を見据えた ネット通販利用者向け廃家電回収システムの構築と実証」の内容で、実証事業の採択を受ける等、廃棄時のセキュリティリスクでの研究を行っている。今回、両社での研究成果の共有や共同での事例研究を行うことで以下のような取組を行っていく事となる。・エルテスのデータ解析技術を活用した廃棄家電からの情報漏洩経路の研究・経済産業省および環境省へのIoT家電の廃棄時におけるセキュリティ政策の提言・IoTセキュリティリスクに対応した共同サービスの検討