これにより、同社は、小学校から高校までの市場における「デジタル教材提供分野」の製品開発力を向上させ、本分野を強化することを目指す。
文部科学省の「教育の情報化ビジョン」では、2020年までにすべての学校で一人1台の情報端末を用いて授業を受けられるようにすることが目標とされており、全国の学校でタブレット等のICT機器の導入が進んでおり、タブレットの整備に伴い、デジタル教科書等の教材コンテンツの導入も始まっており、大きな成長が見込まれている。
同社ではこれまでに、基礎・基本の確実な習得・定着を目的とした『フラッシュ型教材』などのデジタル教材とタブレット対応教務支援システム『らくらく先生スイート』の企画・開発を進めてきた一方、東大英数理教室は、教育専門のソフトウェアハウスとして、小学校、中学校、高校向けのドリル型のデジタル教材をはじめ、自社制作の教育素材集や、スマホ・タブレットに対応した教材システムの開発・制作を行っている。
膨大なデジタル教材資産を有する東大英数理教室が同社グループに合流することで、デジタル教材配信分野を大きく拡大・強化することができると同時に、デジタル教材製作技術の交流や製品企画における協働、マーケティング協業等を通じて、より一層の製品開発力・企画力の向上を図ることが可能となる。
そのような背景のもとに、両社で協議を重ね、両社で小学校から高校までの学校教育ICT事業基盤の更なる強化を推進すべく、同社グループへの合流について、合意に至った。