なお、アクセンチュアからの出資は、関係当局の許可が下り次第、実施する予定となる。
新会社はKDDIの連結子会社として今後、KDDIグループのデータ利活用の中核的な役割を果たし、通信やEコマース、IoTなどの領域で人工知能 (AI) を含めた先進的なアナリティクス技術を提供していく。
KDDIはアナリティクスにおける業界最先端かつ豊富な知見を有しているアクセンチュアが、KDDIの目指すライフデザイン企業への変革に不可欠なデータの利活用を推進するためのベストパートナーであると考えており、合弁会社の設立に至った。
新会社の代表取締役社長には、KDDIから家中 仁氏が就任するほか、アクセンチュアからは国内外のアナリティクス領域で豊富な知見を有する工藤 卓哉氏 (Accenture Data Science Center of Excellence グローバル統括 兼 アクセンチュア アナリティクス 日本統括 マネジング・ディレクターを兼務) が取締役兼Chief Science Officer (CSO) として参画する。
また両社は、工藤氏のもとでさまざまな分析やデータ解析を担っていくデータサイエンティストら専門的な分野で活躍する人材を新会社へ投入する。
新会社は、最新のAI技術などを取り入れた次世代型チャットサービスやレコメンドエンジンの開発、KDDIおよびグループ各社が保有するデータ分析の支援などに注力することにより、通信サービスのみならず、「auスマートパスプレミアム」や「Wowma!」、「au WALLET Market」などのEコマース、「au WALLET プリペイドカード」ならびに「au WALLET クレジットカード」などの金融を含む、さまざまな付加価値サービスにおけるお客さま体験価値向上に貢献していく。
また、インターネット広告やIoTなどの事業領域では、KDDIがパートナービジネスを推進するうえで、パートナー企業が有するデータの分析機能を提供するとともに、革新的なデータ利活用の取組みを提案していく予定となる。