今回の提携で、両社のもつ技術を組み合わせたICTソリューションを開発・提供していくこととなる。
日本では行政サービス、教育などあらゆる分野においてICTの普及が進まず、世界に遅れをとっていることが問題視されている。政府が主導する「働き方改革」を進めるにあたってもICTを積極的に取り入れることが重要となる一方で、エストニアは日本のマイナンバー制度のモデルとなった国民ID制度を早くから取り入れるなど電子政府化が進んだICT立国であり、学校・政府機関へのICT機器の普及率は100%(注1)、ネットバンキング利用率は99.8%(注2)と高く、税金の申告、会社の登記など様々な行政サービスがオンライン上で処理できる。
CYBERNETICA社は電子政府の基盤となるシステム”X-Road”での政府機関データベース連携のセキュリティシステムの構築、電子投票ソフトウェアの開発を行うなど、電子政府プロジェクトにおいて優れた実績を保有するICT企業となる。
(注1)(注2)出典:エストニア共和国大使館 2014.3.31会議資料