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TDK、ベルギーのIC設計会社ICsenseを買収

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TDK株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:石黒成直)は、3月29日ドイツのフライブルクに本社を構えるTDKの完全子会社であり、ホールセンサのリーディングサプライヤであるTDK-Micronas GmbHを通じて、ICsense NVをTDK-Micronasの完全子会社とすることを決定し、両社にて株式取得に関する契約を締結したことを発表した。

TDKでは、ホール素子を使った磁気センサのほか、自動車および産業機器向けモーター用組み込みコントローラを全世界に向けて供給する「TDK-Micronas」や、慣性センサのグローバルカンパニーである米国の「InvenSense, Inc.」、慣性センサやMEMSセンサを扱うフランスの「Tronics Microsystems SA」をそれぞれ買収することを決定し、センサ製品のラインアップ拡充と将来のTDKを担う柱事業として、早期のセンサ事業の拡大に取り組んでおりセンサ事業については、圧力、温度、電流、および磁気センサに加え、様々なセンサのラインアップを取りそろえ、事業拡大を図っている。
ICsenseはベルギーのルーヴェンに本社を置く、欧州におけるIC設計のトップカンパニーであり、ASICの開発・供給ならびにカスタムICの設計サービスを中核事業としており、欧州最大のファブレス設計グループを持ち、アナログ、デジタル、ミックストシグナル、高電圧IC設計では世界トップクラスの知見を有し、自動車、医療、産業機器および消費者市場向けに顧客ごとにカスタマイズしたASICソリューションを開発・提供している。
ICsenseのコア技術は、センサとMEMSのインタフェース、高電圧IC設計、電源、バッテリマネジメントである。
TDKのグループ企業となった後も、ICsenseは、世界中の既存顧客および新規顧客向けに革新的なASICの開発を続けていく。

センシングした値を読み取って信号処理するASICは、センサ製品には必要不可欠なプロセスであり、磁気センサのみならず、他のセンサ製品や非センサ製品等にも活用できます。同社の磁気センサにおけるASICメーカーとして過去に数多くの実績があるICsenseを買収することとした。なお、ICsenseの経営体制は今後も継続する予定である。