ヤフー(株)(本社:港区、代表取締役社長:宮坂学)はアジア最大の電子商取引企業グループ「アリババグループ」(本社:中国杭州市、代表者:ジャック・マー)と提携し、日本企業向けに「天猫(Tモール)」「天猫国際」への出店を支援・優遇するプランを開始する。中国のネット通販市場は日本の5倍の約50兆円でアリババのシェアは6割を超える。ヤフーはアリババの集客力や物流・決済システムを利用して中国市場を開拓する。中国のネット通販市場には世界大手が相次ぎ進出したが、楽天は撤退、米アマゾンも3%のシェアに低迷する等苦戦している。アリババのECサイト「天猫(Tモール)」が3億5千万人もの利用者を抱え、同社の決済システムが中国のネット通販で標準になっているためだ。ヤフーとアリババは、ともにソフトバンクが筆頭株主でグループ内での協力を進める。中国における日本製品の需要は年々高まっており、特にベビー用品、化粧品が人気という。