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アドバンテッジパートナーズ運営のファンド、ニトリホールディングスへのカチタス株式一部譲渡

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株式会社アドバンテッジパートナーズ(以下「AP」という。)がサービスを提供するファンド(以下「AP ファンド」という。)は、株式会社ニトリホールディングス(本社:札幌市北区、代表取締役社長:白井 俊之、以下「ニトリ」という。)との間で、AP ファンドが保有する株式会社カチタス(本社:群馬県桐生市、代表取締役社長:新井 健資、以下「カチタス」という。)の株式の 34%(潜在株式ベース)を譲渡することに合意した事を発表した。

同時に、カチタスとニトリは業務提携契約の締結に関して合意している。
今後、カチタスとニトリの両社は、
(1)相互の顧客に対するサービス向上と顧客基盤の拡大
(2)費用拡大を極力抑えた「住宅価値向上商品」開発の検討
(3)リフォームコスト削減に向けた協力
(4)工務店ネットワークの共有・強化などの業務提携を進め、両社の事業価値最大化を図っていく方針。

1978 年に群馬県で創業したカチタスは、1998 年より中古住宅を魅力的に再生してリーズ
ナブルな価格で販売する「中古住宅再生販売事業」に取り組み、以降 20 年にわたって業界
のパイオニアとして発展してきた。現在(2017 年 3 月期)では、連結売上高は 600
億円を超え、株式会社リプライスと合算で年間 4,400 戸以上の再生住宅を販売している、
国内最大の中古住宅再生事業者となる。

カチタスは AP ファンドが 2012 年に投資して以来、AP の過去の投資先における事業改善
のノウハウ・ネットワークを活かしながら経営改善に取り組んできた。

リフォーム済み中古住宅を安定的に販売するために不安定だった不動産競売から直接買い取りへと仕入ルートを転換し、旧社名のやすらぎから社名を変更して TVCM やネット広告などのプロモーションを強化、新卒採用を開始して従業員育成も体系化し、リフォームの品質向上も推進している。

さらに累計 4 万戸以上の販売実績によって蓄積した仕入・リフォーム・販売のノウハウを形式知化し、2016 年 3 月には同業の株式会社リプライスと経営統合した結果、2017 年 3 月期は北海道から沖縄まで 2 社合わせて全国 123 店舗で 4400 戸以上の販売を実現した。なお、2016 年 2 月には中古再生住宅事業者のトップランナーとして地方における空き家問題への対応などを評価され、「先進的なリフォーム事業者表彰 経済産業大臣賞」も受賞している。

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以下、アドバンテッジパートナーズ 社より引用

カチタスの経営理念には「持ち家を望むすべての人に、手の届く価格で、安心・清潔・
実用的な住まいを提供する」という一節がありますが、ニトリは「住まいの豊かさを提供
する」を自社のロマンとして掲げています。こういった「質が高く手頃な価格の商品を提
供するのが使命である」という両社に共通する思想に互いに共感・共鳴したことが、今回
の提携の背景です。今後もカチタスは中古住宅再生事業のパイオニアとして中古住宅流通
の活性化に努めつつ、ニトリのもつ全国 428 店舗、年間延べ 8900 万人という強力な顧客基
盤を活用して、より豊かな住まいをより多くのお客様に提供できるよう、ニトリとの関係
性を強化してまいります。
AP ファンドは、本取引の実行後もニトリとの強力なパートナーシップの下、共同でカチ
タスの更なる成長に取り組んでまいります。