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CITIC日本ファンド、ポリマテック・ジャパンの株式を積水化学、稲畑産業に100%譲渡

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CITIC Capital Partners Limited(日本事務所:東京都千代田区)は、そのファンド(以下「CITIC日本ファンド」)が積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下 貞二、大阪本社:大阪府大阪市 以下「積水化学」)及び稲畑産業株式会社(大阪本社:大阪府大阪市、代表取締役社長執行役員:稲畑 勝太郎 以下「稲畑産業」)と、CITIC日本ファンドが保有するポリマテック・ジャパン株式会社グループ(所在地:埼玉県さいたま市、代表取締役:山﨑 潤以下「ポリマテック」)の株式の100%を積水化学、稲畑産業に譲渡する旨の株式譲渡契約を2017年4月25日に締結したことを発表した。
なお、本株式譲渡の実行は各国の競争法その他関連法令等に係る許認可が得られること等を条件としている。

ポリマテックは、高分子化合物素材配合等における高い技術力を背景に車載、コンシューマーエレクトロニクス分野をはじめ、様々な事業分野と多くの顧客にポリマーパーツを提供しているメーカーである。モバイル業界の急激な変化の影響を受けポリマテックは2012年に民事再生手続きを開始、同年CITIC日本ファンドは再生スポンサーに就任し、ポリマテックへの投資を実行した。CITIC日本ファンドによる投資を新生ポリマテックの船出と捉え、経営ビジョンの明確化、自社の特徴、強みを踏まえた上での事業戦略の確立、経営管理機能強化、グローバル顧客開拓、オペレーション改善活動の推進等の様々な経営改革施策を実施し、経営基盤の強化及び事業成長を図ってきた。その結果、CITIC日本ファンドによる投資前と比べ、ポリマテックの業績は売上高、収益性ともに飛躍的に伸び、新たな成長への道筋を着実に歩んでいる。
積水化学は、大阪府に本社を有する国内有数の化学メーカーであり、高機能プラスチック事業においては「車輌・輸送」を戦略分野と位置付け積極的に事業拡大を図るとともに、最近では、同じく戦略分野である「エレクトロニクス」分野との人材・知見の融合による「カーエレクトロニクス領域」の製品開発や市場の調査・開拓にも注力している。稲畑産業は、大阪府に本社を有する大手化学品専門商社であり、近年は自動車関連分野での事業拡大を図っている。
同社は、本株式譲渡を通じて、ポリマテックおよび積水化学、稲畑産業それぞれが有するブランド力、技術力、顧客基盤、販売ネットワーク、材料調達力をはじめとした各経営資源が有機的に結び付き、最適なパートナーとしてシナジー効果が生み出され、3社の企業価値の更なる向上が実現されることを確信している。