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ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ、日本板硝子のA種種類株式20,000株(200億円)取得

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ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社が運用するジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第弐号投資事業有限責任組合(以下、「JIS」)は、日本板硝子株式会社(以下「日本板硝子」、東証一部銘柄コード 5202)との間で、日本板硝子が第三者割当により発行するA種種類株式を取得することに合意した事を発表した。

日本板硝子は建築・自動車用ガラスを主体に世界展開している大手ガラスメーカーとなる。同社は「VA(※)ガラスカンパニー(※Value-Added の頭文字に由来)」に変革するという長期戦略ビジョンに基づき、2014 年 5 月に策定した4年間の中期経営計画(以下、「MTP」)に取組んできた。

しかしながら、事業環境の大きな変化を主な要因として、日本板硝子は MTP の数値目標達成時期の見直しを行い、2018 年 3 月期から2020 年 3 月期の 3 年間を「中期経営計画フェーズ2」(以下、「MTP フェーズ2」)と位置づけ、改めて上述長期戦略ビジョンに向けての重点施策に着手する。

一方で、日本板硝子は外部環境のボラティリティに耐えられるバランスシートへの転換が重要と認識し、財務体質の早期安定化を図る為には、資本性のある資金調達による自己資本増強が必要かつ適切との判断から、今般、JIS、UDSコーポレート・メザニン3号投資事業有限責任組合及びUDSコーポレート・メザニン4号投資事業有限責任組合との間で総額400億円の資本増強の検討を行い、本日合意に至った。

JISは、日本板硝子が取締役会で決議した第三者割当により発行するA 種種類株式40,000株のうち、20,000株(200億円)を引受けることに関する引受契約書を本日同社との間で締結した。なお、払込期日は2017年3月31日が予定されているが、日本板硝子の臨時株主総会において本A種種類株式発行に関連する各議案の承認が得られること等を条件としている。

JISは、産業再生を視野に入れた事業の再編・再生をサポートし、企業価値やグローバルな競争力向上に繋がる具体的なソリューションを提供することにより、日本経済再生に貢献していくことを企業理念としている。日本板硝子は我が国企業の先駆けとして大胆なグローバル化を成長の柱に据えて走り出したものの、外部環境の大きな変化によってその歩みが阻まれてきた経緯がある。

同社は、今回のA種種類株式取得は、MTPフェーズ2の実行により真にグローバルなガラスメーカーとして持続的に成長する為の基盤を構築するものであり、日本板硝子の戦略実行支援を通じて、我が国産業の再生、強化に資するものであると考えていると、述べている。