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ナノミストテクノロジーズと霧化分離装置の共同開発を開始

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東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:徳重 敦之) は、ナノミストテクノロジーズ株式会社(本社:徳島県鳴門市、代表取締役社長:松浦 一雄)と霧化分離装置の性能向上に向けた共同開発を開始すると発表した。

■霧化分離装置

霧化分離装置は、超音波振動などによって混合液を数ナノメートル(nm)~数十マイクロメートル(μm)の粒子に霧化(ミスト化)し、各成分の分子量の違いなどを利用して分離・回収する独自技術を用いている。
加熱して分子間結合を完全に切り離さないため、蒸発・蒸留法に比べて省エネルギーで分離が可能である。また、加圧・加熱が少ないので、揮発性の高い対象物も安全に変性させずに分離することができること、アイドリング時間の大幅な短縮により装置の動作を1秒以下で開始・停止できることも特長。
小型のモジュール構造であるため、省スペースでの設置や、モジュールを複数使用することによるスケールアップが可能である。また、既存技術との組み合わせも容易である。

今後は、同社ブランド事業における量産・受託開発の知見をいかし、霧化分離装置の性能向上や量産対応、品質管理、生産コストの低減などにナノミスト社と共同で取り組み、共同開発による製品化に向けた体制を強化すると同時に、化学業界や食品業界への製品導入を進めていく。

なお、共同開発の成果を一層増大させるため、TEDは2017年4月にナノミスト社に出資を行った。(出資比率:1.7%)

【ナノミストテクノロジーズ株式会社について】
ナノミストテクノロジーズ株式会社は、超音波霧化分離技術を中核技術として、温泉水濃縮装置、医療用溶剤回収装置、廃水処理装置に関わる研究開発、設計、販売を手がけている。

【東京エレクトロン デバイス株式会社について】
東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やビジネスソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「開発ビジネス」を有する技術商社です。