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長野計器、双葉測器製作所を子会社化

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長野計器株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:依田 恵夫)は、株式会社双葉測器製作所(本社:東京都荒川区、代表取締役:鈴木 啓之)と6月21日付にて株式譲渡契約を取り交わし、7月3日をもって子会社とすることを発表した。

長野計器株式会社は、圧力計測の専業メーカーとして圧力計、圧力センサ、重錘形圧力天びん(注1)(気体圧力、液体圧力)、液柱形圧力計の製造販売を主な事業としている。

双葉測器は、重錘形圧力天びん、液柱形圧力計等の圧力標準器の製造販売を主要事業に加えデジタル圧力計、機械式圧力計のJCSS校正事業を行っている。

長野計器株式会社との技術的差別化としては、気体用重錘形圧力天びんに対し優位性がある。水俣条約によって水銀の使用が制限されるため、今後血圧計の検査方法が気体圧力の重錘形圧力天びん等に移行することが検討されていることにより、この分野の強化に繋がることが期待される。

株式会社双葉測器製作所を子会社とすることで、長野計器株式会社の圧力標準器を補完し、国内においての重錘形圧力天びん(圧力標準器)製造における地位をより一層確固たるものとし、加えて製品ラインアップの充実と長野計器株式会社グループの販売ネットワークによる拡販が見込めるものと考えている。

(注1) 重錘形圧力天びん
圧力を高精度かつ安定的に発生できる装置であり、圧力校正の現場で標準器として広く用いられる。
高精度な性能を引き出すために繊細な扱いと熟練した製造技術を必要とする。