1. TOP>
  2. 資本・業務提携
  3. ラティス・テクノロジー、図研と配線設計ツール「XVL Studio WR」を共同開発

ラティス・テクノロジー、図研と配線設計ツール「XVLStudioWR」を共同開発

  • feedy

ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、株式会社図研(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:金子 真人、以下 図研)と産業機器のケーブル配策経路検討を直感的に実現する「XVL Studio WR」を共同開発したことを発表した。本製品は、7月に図研より発売される。

産業機械や半導体製造装置等のメカトロ製品では、製品を構成するモジュールへの電源供給やモジュール間の通信のために多数のケーブルが利用されている。昨今、こうした製品では、3D CADが設計で使われるようになってきたが、ケーブルは製品を構成する複数のモジュール間をつなぐ形で設計するため、3D CADでモデリングするにはデータが非常に重たくなるという問題がある。このためケーブル引き回しは実機を用いて検討するという企業が多く、問題発見のタイミングが遅れるため、製造段階で手戻りの原因や納期を短縮できないなど課題があった。

今回、ラティスと図研が共同開発した軽量3次元データ「XVL」を用いて3D配策検討を行う「XVL Studio WR」は、製品3Dデータに、図研の電気設計CAD「E3.series」から回路情報等を継承することで、論理接続を考慮した直感的な配策設計・検討を実現する。実機がなくても、設計段階の3Dデータで配策経路検討ができるので、製造段階で発生する問題を未然に防ぐことができる。また、大容量3Dデータを軽快に扱うXVLの特長により、3D CAD操作に不慣れな生産技術・製造部門などでも簡単な操作で配策設計・検討を可能にする。

ラティスは本製品を製造業に広く展開していく計画である。