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エボラブルアジア、新株発行で最大100億円の資金調達実施

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航空券の予約サイト運営のエボラブルアジア【6191】は、第三者割当による最大100億円の資金調達を実施すると発表した。

エボラブルアジアは、旅行商材の比較サイトによる直販、他社媒体へエボラブルアジアの検索予約エンジンを提供するOEM提供、ホールセール、法人の出張手配を販路として、国内航空券を中心に旅行商材の販売を行う「オンライン旅行事業」と、ベトナムにおけるラボ型システム開発(※1)を行う「ITオフショア開発事業」、さらに増加する訪日旅客(インバウンド需要)に旅行商材を提供する「訪日旅行事業」の三本の柱を主要事業として事業展開を進めている。

エボラブルアジアは上場以来、既存事業とのシナジーを重視した積極的な投資及びM&Aを推進してきており、連結グループも7社を数えるまでに拡大した。このうち、6社は上場後にグループ化した子会社・関連会社となる。それに伴い、エボラブルアジアグループは、事業の規模や多様性の面で急速に変化してきており、また、2020年に向けた中期経営方針に従い、取扱高1000億円を達成すべく、既存事業の成長に加え、積極的な投資及びM&Aにより業容を拡大していく方針である。

また、エボラブルアジアは、新ブランドAirTrip(※2)を総合旅行サービスプラットフォームとして拡大することを目指しており、プラットフォームのユーザー数・会員数の更なる拡大に向けたブランディングや様々な営業施策をはじめとするマーケティングを行うことにより、ブランド認知を高めることを企図しており、具体的な施策として、幅広くブランドの認知度を向上させるため、TVCM等を活用したマス広告や、広い世代に影響力のある人物を起用したブランディング活動を計画。これらの施策は、現状の営業活動において実施している広告活動とは性質が異なるものの、それを効果的・効率的にすることが期待できると判断している。

上記を踏まえ、エボラブルアジアの資金需要を慎重に検討した結果、今回、戦略的な大型M&A及び新ブランドを中心とした認知度向上や顧客獲得を目的とするブランディングコストに充当することを目的として、本新株予約権によるエクイティ・ファイナンスを決定した。

なお、今回の新株発行による資金調達は、行使価格を段階的に設定することで株式価値の希薄化を抑制し、既存株主への不利益を最小限にとどめている。
詳細については、以下リリースを参照。
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS99831/8c0d7394/6c08/4401/9fed/569c070a1cdd/140120170707427232.pdf?_ga=2.91908442.1707772599.1499646121-780219561.1456713561

※1 ラボ型システム開発:プロジェクト毎に人員をアサインする一般的なプロジェクト型の受託開発モデルと異なり、ラボ型は、顧客ごとに新たに人材を採用し、完全専属のエンジニアとして提供することを特徴としている。また、ラボ型の開発では、顧客がエンジニアの開発活動を適時確認することができ、一般的な受託開発モデルと比べ、格段に顧客の意向を反映しやすいモデルであるため、常に100%に近い稼働率を達成できるビジネスモデルとなっている。

※2 AirTrip:「最もおトク」で「最も便利」なサービスをコンセプトとする総合旅行サービスプラットフォームであり、現在は国内航空券に加え国内宿泊、海外航空券及び民泊の予約サービスの提供を行っている。