今回調達した資金によって、同社のフィリピン拠点でのエンジニア人材の追加採用、および日本国内でのパートナー営業体制の強化を行う。また、パートナー企業によるサービス提供の第1段として、スマートフォンアプリ「HACARUS」をカスタマイズした「HACARUS for RELO CLUB」を7月末から提供開始することも併せて発表した。ディープラーニングだけに頼らない独自の人工知能アルゴリズムの開発をさらに推進する。少量のデータから全体の傾向や特徴が導き出せる「スパースモデリング技術」については、引き続き東北大学の大関真之准教授と連携を行い、ヘルスケア領域での課題とされるアプリを使ったデータ入力の煩雑さ、データ欠損の問題を克服する。スマートフォンアプリとクラウド環境(ウェブ上の管理システム)の開発体制を強化するため、同社のフィリピン拠点でのエンジニア人材の追加採用を行う。フィリピン拠点では、これらに加えてパートナー企業向けの各種APIの開発、スパースモデリング技術を駆使したデータ解析とレポート生成、海外向けサービスの開発を今後行う。ハカルスでは、産学連携による差別化されたテクノロジーを用いて、様々なヘルスケアサービスを日本国内だけでなく、海外に向けても提供する予定である。