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AZAPA、三井物産株式会社と資本業務提携

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AZAPA株式会社(本社:愛知県名古屋市中区、社長:近藤康弘、以下「AZAPA」)は三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)を割当先とする第三者割当増資を実施し資本業務提携を行うことで合意したと発表した。

世界的な環境意識の高まりや自動運転を始めとする技術の急速な進歩を背景に、製造業における制御開発へのニーズは日々高まっている。AZAPAは三井物産の持つネットワークを通じて付加価値の高い制御開発サービスを広く提供すると共に、共同で計測事業を始めとする新しい事業モデルを構築し、国内製造業の更なる発展に貢献していく。

AZAPAは自動車メーカーを中心に独自のソリューションを提供し開発実績を積み上げている日本でも有数の制御開発会社である。特に制御理論の開発に長け、モデルベース開発手法(*)を駆使し、自動運転関連やパワートレーンといった高度な技術知見を要する領域において、性能最適化や開発プロセス改革などのコアソリューションを提供している。

三井物産はグローバルに事業展開する総合商社であり、素材供給から小売販売にいたる幅広いバリューチェーンにおいて国内外の製造業発展に貢献している。今回の提携により、同社経営ノウハウ活用による経営基盤強化、自動車に留まらない同社製造業顧客基盤に対するサービス提供拡大、同社のパートナー網を活用した新たなソリューション構築を共同で進めていく。

AZAPAでは三井物産との提携を通じて、以下3領域の強化を予定している。

(1) バーチャルとリアルを繋ぐ計測事業の強化
(2) 人と機械の融合を目指した自動運転を始めとする自律的制御システムの開発
(3) モビリティサービスを始めとする都市インフラシステムにおける制御技術の適用

特に計測事業においては、テストベッド(自動車などの大規模なシステム性能、燃費などを擬似環境で試験する設備)を保有することで、システムの全体最適化を実現する制御理論やモデルベース技術を飛躍的に向上させる事を目指している。

*モデルベース開発
モデルとは、制御ロジック(ソフト)や制御対象(ハード)を、コンピュータでシミュレーション可能な数式やアルゴリズムで記述したもの。これらモデルを利⽤した開発⼿法が⼀般にモデルベース開発と呼ばれる。