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バイドゥ、東大発ベンチャーの全株式取得し経営統合

  • feedy

中国のインターネット検索最大手のバイドゥ㈱(本社:東京都港区、代表取締役社長:Charles Zhang、以下「バイドゥ」)は、東京大学発ベンチャーでネイティブ広告技術に強みを持つpopIn㈱の発行済み株式の全部を取得し経営統合したと発表した。

事業取得を通じて 急成長する世界のネイティブ広告市場に日本の技術を広げる。

なお、popIn は引き続き、独立した法人として事業を継続。

インターネット広告業界において、昨年 2014 年は「ネイティブ広告元年」だと言われている。マーケットは急速に成長しており、モバイル化も加速。アメリカにおけるソーシャルメディアのネイティブ広告市場規模 は 54 億ドル、2019 年で 184 億ドルと、数年で 240%の成長が見込めると言われている。また、日本のモバイルネイティブ広告の市場は、2014 年は 38 億円から 2015 年には 150 億円、さらに 2017 年には 350 億円に 達すると予想されている。

中国で最大級の広告プラットフォームを保有する中国百度は、世界における広告関連ビジネス、及びその技 術に常に注目し続けている。中国百度の日本法人であるバイドゥも、popIn が 2014 年 2 月にネイティブ広告事業を開始した頃より、同社が開発したネイティブ広告技術(コンテンツレコメンドエンジン、コンテンツ読了指標 の READ)に注目していた。 これからさらに加速するであろうネイティブ広告市場の成長背景を踏まえ、バイドゥは、popIn の先進的なネ イティブ広告技術を日本から中国へ、さらにはアジアを中心とした世界への展開を支援していきたいと考え、今回の経営統合に踏み切たとしている。さらに、popIn の技術を中国百度の広告プラットフォームに採用することで、中国百度のビックデータを強 化、広告の精度をより一層向上させることも視野に入れている。

READ とは、記事コンテンツの記事の読了状況(熟読したのか、流し見したのか)を正確に測定する、popIn 独自のテクノロジーです。2014 年 12 月時点で、大手ニュース・情報メディアを中心に 200 サイト以上で導入され ている。