ビィ・フォアードは、年間11万3,310台(2016年度実績)の中古車を、日本発の越境ECサイトを通じて世界127カ国に販売しており、そのうちの約5割をアフリカに販売している。アフリカ全54カ国のうち43カ国に販売を行っているが、日本と同じ左側通行の国が多い東アフリカから南アフリカにかけた地域に多く販売をしている。その中でも、大きな港を有するタンザニアはハブ港としての役割を担っており、年間38,423台(2016年度実績)の車両を陸揚げしている。今回提携したオイルコム社は、タンザニアをはじめザンビア、マラウイ、ウガンダ、ケニア、DRコンゴでガソリンスタンドを運営し、自動車整備、LPG施設、コンビニエンスストア、フィットネスジム、ATMサービス、インターネットカフェ、飲料、乳製品の製造販売など、幅広いサービスを展開している。タンザニア国内に27店舗のガソリンスタンドを展開するオイルコムとは、タンザニアの現地販売及び通関業務サービス促進を目的に、2017年8月28日よりタンザニアでの車両購入者を対象に「ガソリン給油券プレゼントキャンペーン」を実施する。まずは、ダル・エス・サラーム市内のガソリンスタンド19店舗を対象とするが、徐々にサービス対象エリアを広げてゆく計画で、タンザニア国内はもとより、オイルコムの展開する国すべてで同様のキャンペーンを行っていく予定である。さらには、今回の提携を皮切りに、今後はオイルコムの展開する国すべてのガソリンスタンドやインターネットカフェ、コンビニエンスストア等で、ビィ・フォアードの中古車や自動車パーツを販売し、オイルコムのガソリンスタンドをビィ・フォアードに指定工場にしてアフターサービスを拡充するなど、シナジー効果を高めていく計画である。