産経新聞出版、書房光人社の株式を取得
株式会社産経新聞出版（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：皆川豪志）は、株式会社潮書房光人社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：高城直一）を子会社化することで合意したことを発表した。潮書房光人社を事業会社と資産管理会社に分割し、産経新聞出版が事業会社の株式を100%買い取る方式となる。実施日は11月１日。買収額は非公表としている。
【潮書房光人社について】
軍事・戦記関係の雑誌・書籍で知られる老舗出版社。昭和31年設立。23年創刊の月刊誌『丸』の刊行を受け継いできたほか、元海軍パイロットで「撃墜王」と呼ばれた坂井三郎氏の『大空のサムライ』をはじめ、戦記ものを中心に約１０００点をラインアップした文庫レーベル「光人社ＮＦ（ノンフィクション）文庫」を刊行している。
【産経新聞出版について】
産経新聞グループの総合出版社。昭和52年設立。産経新聞の言論を書籍面から担うほか、月刊テレビ誌発行部数ナンバーワンの『ＴＶnavi』や月刊『おとなのデジタルＴＶナビ』、終活専門季刊誌『終活読本ソナエ』など、個性的な雑誌を発行している。
【株式取得の理由】
潮書房光人社の持つ、一次証言による膨大な戦記や、関連する写真アーカイブは、先の大戦をはじめ、わが国の歴史をひもとこうとする人々にとって不可欠の歴史的資産と言える。こうした分野に親和性の高い産経新聞グループに潮書房光人社を迎えることは、同社の独自性と強みを生かしながら、産経新聞グループの持つスケールメリットを生かした事業活動によるシナジー効果を発揮することが期待される。