MJSでは、さらにFinTech企業を支援するため、新たにファンド事業への参画も検討していく方針をとる。
また、新生銀行はMJSの主要株主である株式会社エヌケーホールティングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:是枝 直樹)からMJSの普通株式30万株※1を2017年11月15日付で取得した事を発表した。
本年5月に「銀行法等の一部を改正する法律」が成立し、電子決済等代行業者に対する登録制の導入などの規制整備が行われ、一方、金融機関に対してはオープンAPI※2に対応できる体制整備の努力義務を課すなど、FinTech分野のイノベーション促進に向けた環境整備が進められている。
このような中、今後、MJSグループが競争優位性の高いFinTech分野のサービスを拡充するためには、より多くの金融機関とのシステム連携や事業上の協業が不可欠となる。一方、新生銀行は、その第三次中期経営計画において、グループの機能を活用した中小・小規模事業者向けソリューションの提供を戦略取組分野の一つに掲げ、新しい価値創出などに取り組んでいる。
本業務提携を通して、MJSグループは、ERP製品およびクラウドサービスと地域金融機関との連携による新たなサービス提供を推進し、全国の会計事務所および金融機関と共に、地域の中小企業の事業承継支援をはじめ、その発展に資する総合的な経営支援サービスの提供を目指していく。また、新生銀行は、MJSの金融サービスの開発と地域金融機関との連携による新たなサービスの提供に協力するとともに、同行の資産運用商品やサービス、各種ファイナンスサービスをMJSの顧客企業に対して推奨することを検討していくこととなる。
※1:2017年11月15日現在、MJSの発行済株式総数の約0.9%。ブロックトレードの手法にて取得。
※2:API(Application Programming Interface)とは、あるシステムで管理するデータや機能などを、外部のシステムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のこと。