「楽天とウォルマートは、世界有数のEコマースおよび小売りのリーディングカンパニーとして、革新的なサービスの提供を通じて、世界中のお客様の生活をより豊かにするために独自のマーケットを築いてきました。ウォルマート社との提携により、お客様により満足いただけるようなお得なサービスをお届けできるようになることを、心より嬉しく思います」
ウォルマート社の最高経営責任者であるダグ・マクミロン氏は、次のように述べている。
「楽天は、Eコマースにおける圧倒的な優位性を築いています。日本のEコマースを牽引する楽天との提携に大変期待しています。ウォルマートは、日本を含むすべてのマーケットにおいて、実店舗やオンライン、モバイルを含む様々なチャネルで最高のお買い物体験を提供し、お客様の毎日をもっと便利にするために、常に新しい施策に取り組んでいます。日本におけるネットスーパー事業の展開と米国における電子書籍サービスの提供をとても楽しみにしています」
同提携の具体的施策は以下
1.日本においてネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を協働運営
楽天と、ウォルマート社の日本子会社である合同会社西友(本社:東京都北区、最高経営責任者:上垣内猛)は、日本においてネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を協働運営することを目的に、新会社を設立することに基本合意した。新サービスの提供開始は、2018年度第3四半期(7-9月)を予定となる。
楽天と西友は両社の強みを活かし、日本の利用者のニーズにきめ細やかに応えるネットスーパー事業を協働で運営していく。具体的には、配送能力の拡大、品揃えの拡充、利便性の強化を行う。配送については、西友の実店舗からの配送に加え、2018年内にネットスーパー専用の配送センターを設け、配送件数を大幅に拡大する。品揃えについては、西友の強みである「質」と「低価格」の両方を実現した商品を提供する。生鮮食品や日用品だけでなく、昨今の時短ニーズに対応したカット野菜や半調理食品、ミールキットなどの簡便商品の品揃えを拡充するとともに、楽天ならではのお取り寄せグルメも取り揃える。
利便性の強化としては、楽天が培ってきたECノウハウを活用した、ユーザーにとって利便性の高いサイト構築をはじめ、ビッグデータやAIを活用した最適な商品の提案を利用者に行っていく。さらに、楽天の運営するポイントプログラム「楽天スーパーポイント」を「楽天西友ネットスーパー」に導入し、ポイントを貯めたり使ったりできるようにすることで、利用者により便利でお得なお買い物体験を提供する。
2.米国にて電子書籍サービス「楽天Kobo」を展開
楽天グループのRakuten Kobo Inc.(本社:カナダ トロント市、CEO:マイケル・タンブリン)とウォルマート社は、米国における「楽天Kobo」の量販店としてウォルマート社が独占販売を行うことに合意した。これにより、年内に「楽天Kobo」が取り扱う数万の出版社および数十万の著者による電子書籍やオーディオブック約600万作品を「Walmart.com」の利用者に提供する。さらに、4,000を超える実店舗ではデジタルブックカードを販売し、利用者に幅広い読書の選択肢を提案する。
また、「楽天Kobo」が取り扱うすべての電子書籍コンテンツが、「ウォルマート」と「楽天Kobo」の両ブランドを冠した無料アプリ(iOS、Android)でも利用可能になるほか、パソコンのデスクトップアプリや、年内に「ウォルマート」で販売される「楽天Kobo」の電子書籍リーダーでも読むことができるようになる。
Kobo社の最高経営責任者であるマイケル・タンブリン氏は次のように述べている。
「ウォルマート社は、世界有数の小売業者であるとともに、有力な書籍販売業者でもあります。私たちは読書が何よりも好きな方々に向けたサービスの提供に力を注いでいます。ソフトウェアや端末の開発から素晴らしい本に出会う体験の創出、優れた書籍販売業者とのパートナーシップの構築まで、すべては本好きの方のためです。今後、ウォルマート社のお客様に『楽天Kobo』のサービスを提供できることを楽しみにするとともに、世界有数の小売業者のひとつであるウォルマート社との提携をうれしく思っています」
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