エーアイシルク社は、2015年に宮城県で設立されたベンチャー企業で、東北大学で研究された技術を活用し、素肌に優しい導電性テキスタイルを開発している。素肌から生体情報を取得する従来のデバイスの多くは、長時間計測に用いるとユーザーにかゆみやかぶれが発生することがありった。エーアイシルク社では、シルク素材に導電性を持たせる独自技術により、肌触りが良く、高い吸水性を保ち、低アレルギー反応でありながら、高い導電性を有したテキスタイルを実現し、ユーザーフレンドリーなセンシングを可能にしている。今後、同社の独自技術とアシックススポーツ工学研究所の知見を融合し、高機能素材を使用したスポーツアパレルの開発などを目指していく。